中世ファンタジー王国建設ゲーム『Dungeons & Kingdoms』正式発表。入植者を管理し危険なダンジョンを冒険しながら、いちから王国を築く
パブリッシャーのCamlann Gamesは7月24日、Uncle Grouch Gamingが手がける王国建設RPG『Dungeons & Kingdoms』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。早期アクセス配信を通じて開発が進められる。
本作は、中世ヨーロッパをモチーフにしたファンタジー世界を舞台に、いちから王国を築く作品だ。また、ダンジョン探索やモンスターとのバトル要素も存在する。
『Dungeons & Kingdoms』にてプレイヤーは、故郷から逃れた難民たちのリーダーとなり、新たな土地に入植する。まずは資源を集め、道具をクラフトし、居住施設を建設することになるだろう。本作にはモジュール式の建築システムが用意され、500種類以上のパーツを使って自由に建築・増築が可能。また設計図を作成し、それを元に建設することもでき、設計図はSteamワークショップを通じてほかのプレイヤーと共有できる。
入植者たちにはさまざまなニーズがあり、プレイヤーはそれに応えることが求められる。主な要素のひとつには食料の提供があり、探索を通じて入手するほか、農業をおこなうことも可能。その際にはテラフォーミング機能が役に立つ。地形や環境を自由に変化させる機能で、たとえば広いエリアを均せば農地を作るのに適している。ほかにも、植物を取り除いて建物や道路用の土地を確保したり、堀を作ったり谷を埋めたりといったこともできるそうだ。
プレイヤーは、入植地の外へ冒険することにもなる。外の世界にはさまざまな危険が存在し、野生動物を狩って食料にすることができるほか、入植地の襲撃を企む無法者たちも存在。入植地を守るために、そうした襲撃者とも戦わなければならない。敵とのバトルは、三人称視点のアクションRPGスタイルで戦うかたちになるとのこと。
また探索をするなかでは、古代の遺跡や寺院を発見できることがあり、そのダンジョンに挑むことにもなる。ダンジョン内には多数の部屋が存在し、危険なモンスターが徘徊。そして、最後に待ち受けるボスを倒すと報酬を獲得できる。この報酬によって、新たなリソースやテクノロジーがアンロックされる仕組みだ。本作では、こうして入植者たちを管理し、自ら冒険しながら過酷な世界を生き延び、またスキルや技術を獲得して、入植地をやがて巨大な王国へと発展させていくことになる。
早期アクセス配信開始時点では、ゲームのコア要素のほとんどは実装された状態にあり、上に紹介した内容以外では、交易や昼夜の変化などの要素も存在。サンドボックスモードも用意されるとのこと。そしてさらに開発を進めるなかで、キャンペーンモードの物語を完成させるほか、プレイできる種族やクエスト、防衛イベント、協力マルチプレイ、Mod対応などの追加がおこなわれていく計画。正式リリースまでは1年半程度はかかる見込みだそうだ。
『Dungeons & Kingdoms』は、PC(Steam)向けに開発中だ。早期アクセス配信の開始時期は未定。開発元によると、まずは10月に開催されるSteam Nextフェスにあわせて、体験版を配信することを目指しているそうだ。