『ちびロボ!』ディレクター陣、新作ゲーム『koROBO』を発表。アパートで繰り広げられる、小さな充電式ロボの大冒険
タイニー・ワンダー・スタジオは7月19日、『koROBO』を発表した。対応プラットフォームや発売時期は不明。『ちびロボ!』シリーズに携わった元スキップのメンバーによる新作ゲームのようだ。今後クラウドファンディングキャンペーンを実施するという。
『koROBO』は、アドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、アメリコの大都会ニューヨクにあるボロッコリン地区の片隅。少年トムは10歳の誕生日に、疎遠になった父親から贈られたプレゼントの包みを受け取る。そこにはロボット「koROBO」が入っていた。koROBOは家を掃除し、トムの宿題を手伝うだけでなく、トムと兄弟のように一緒にゲームをしたり漫画を読んだりして過ごすようになる。koROBOが生活に現れたことで、トムやその周囲に新たな変化が生まれていく。
本作でプレイヤーは、koROBOとなり家の中を動き回って片付けをしたり、見つけた問題を解決したりすることになるという。箱庭型の家を探索するわけだ。一方でkoROBOのバッテリーには限りがあり、タスクをこなすことでより多くのバッテリーを消費する。充電を気にしながら家の中を探索しよう。あるいは、バックパック型ソーラーバッテリーによって、太陽の光でも充電できるという。
koROBOは、お手伝いをしたりアイテムを集めたりすることで、できることが増える。走ったり、ジャンプしたり、滑空したりできるようになり、そのうちに、飛んだり、泳いだり、はたまた、時空移動まで。過去と未来を行き来できるという。アップグレードに必要なパーツは家で見つけることができ、探索によって活動範囲を広げていくのだ。そこには違うオモチャとの出会いなども存在。探索や出会いによって、koROBOは新たな出会いやふれあいを人間を含めたさまざまなキャラにもたらしていくようだ。
本作を手がけるのは、タイニー・ワンダー・スタジオだ。タイニー・ワンダー・スタジオはかつてスキップに所属し『ちびロボ!』シリーズを手がけたメンバーによるスタジオ。今作に参加するのは、西健一氏に森山尋氏、江藤桂大氏と『ちびロボ!』シリーズディレクターの面々であり、本作にかける本気度がわかる。音楽の谷口博史氏やアート・キャラクターデザインのヒカリン氏もまた、『ちびロボ』シリーズに携わった経験をもつ。『ちびロボ!』シリーズの系譜を色濃く引き継ぐ新作といえるだろう。
世界観やゲームシステムも『ちびロボ!』シリーズとの共通点が非常に多いが、太陽光発電や過去と未来を行き来するなど、本作ならではのエッセンスも盛り込まれているようである。
本作においてはクラウドファンディングにおける支援者を募っている。PCや現行のコンソールでの発売を目標に、支援を求めているようだ。日本語向けにはCAMPFIRE、英語圏向けにはKickstarterでのクラウドファンディングキャンペーンが開始される。中心人物である西健一氏のコメントを以下掲載する:
「私たちの目標は誰もが楽しめるゲームを作ることであり、koROBOの制作においては、どんな人もすぐに大好きになってしまうような、居心地の良い気楽に楽しめるゲームを目指しています。Koroboでは、人と人とを結び付け、よりよい明日のためにできることを大切にしていますので、皆さんのご支援とともに作り上げるこのキャンペーンは、ゲーム好きのみなさんが繋がり、団結する素晴らしい機会であり、私たちの小さなヒーローがきっと誇りに思ってくれるものだと信じています!
未来は、みんなで作り上げる夢!皆さん、ぜひ一緒に実現していきましょう。」
『koROBO』は、現在開発中である。