人気ローグライクポーカー『Balatro』Nintendo Switch/PS5向けパッケージ版発表、10月24日発売へ。ダウンロード版の再配信も間近か
パブリッシャーのGame Source Entertainmentは7月10日、『Balatro』の国内パッケージ版を、10月24日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS5で、希望小売価格は5478円(税込)。
本作はLocalThunk氏が手がけた、トランプのポーカーを題材にしたデッキ構築型ローグライクゲームだ。デッキからトランプのカードを8枚引き、そこから5枚選択してポーカーの役を作ると、役やカードの種類によってスコアを獲得。これを繰り返し、規定ラウンド数以内でステージクリアに必要なスコアを稼ぐ。ジョーカーカードやタロットカードといった、スコアを高めるための要素が存在、シナジー効果をどんどん高めて膨大なスコアを稼ぐゲームプレイが特徴である。
本作は今年2月にPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けにダウンロード版がリリース。Steamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約3万8000件のうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど非常に高い評価を得た。その後、発売から1か月で100万本を売り上げる大成功を収めている。
ちなみに本作の発売後には、対象年齢を示すレーティングの変更が発生。ダウンロードゲーム・アプリを専門とするレーティング団体IARCにおいて、もともと全年齢対象にあたる「IARC: 3+」とされていたところ、18歳以上対象の「IARC: 18+」に変更された。注意表記には「目立つギャンブルの画像(Prominent Gambling Imagery)」が掲載されるようになり、ギャンブル的な要素が影響したのかもしれない。なお開発元は、そうした要素は本作には含まれていないと説明している(関連記事)。
このレーティング変更の結果、一部地域で本作が販売停止に。日本ではNintendo Switch版が販売停止され、最近になってPS5/PS4版もストアから取り下げられた。各地域では段階的に再配信が進められているが、日本ではこれらのバージョンの配信停止が続いている。
今回発表された本作の国内パッケージ版は、全年齢対象を示す「CERO: A」にレーティングされている。先述したPS5/PS4向けダウンロード版に関しても、配信停止される前に同レーティングに変更されていることが確認されていた。さらに、7月19日〜21日に京都で開催されるインディーゲームイベント「BitSummit Drift」では、任天堂ブースにて本作がプレイアブル出展予定。こうした状況から、ダウンロード版の日本での再配信が近いものと考えられそうだ。
『Balatro』のNintendo Switch/PS5向けパッケージ版は10月24日発売予定だ。各小売店では本日より予約受付が開始されている。早期予約特典として、本作のポーカーカード10枚セットがプレゼントされる。詳細は各小売店の販売ページを確認してほしい。また、PC(Steam)/Xbox Series X|S/Xbox One向けダウンロード版は現在配信中だ。
【UPDATE 2024/7/11 9:27】
ニンテンドーeショップにて7月11日、『Balatro』のNintendo Switch向けダウンロード版が再配信された。価格は1700円(税込)。なお、本作は以前配信されていた際にはまだ日本語表示に対応しておらず、本稿執筆時点ではストアページ上でも対応言語は英語のみとされ、「※本作は日本語に対応しておりません」との注意書きが残っているが、弊誌にて確認したところ、今回の再配信に伴い日本語表示に対応している。オプションから日本語を選択可能だ。