“レゴ風”要塞防衛戦略ゲーム『Cataclismo カタクリズモ』7月22日にSteam早期アクセス配信開始へ。昼夜で建設と防衛を繰り返し、霧の魔物に抗う
パブリッシャーのHooded Horseは7月2日、Digital Sunが手がける要塞建設RTS&タワーディフェンスゲーム『Cataclismo カタクリズモ』の早期アクセス配信を、7月22日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応する。
本作は当初7月17日のリリースが予定されていたが、今回1週間ほど延期され、また早期アクセス配信の実施が決定したかたち。配信延期によってできた時間で、着実なローンチを迎えるべく準備を進めるそうだ。
『Cataclismo カタクリズモ』は、リアルタイムストラテジーとタワーディフェンスを組み合わせた作品だ。本作の世界では、Perlasと呼ばれる存在の力により人類が支配者となっていたが、ある日Perlasが生み出した副産物ともいえる謎の霧が発生。その霧を吸い込んだ迷える魂は凶暴な“霧魔”となり、終わりのない災害カタクリズモとして人類の文明をいとも簡単に崩壊させた。
本作にてプレイヤーは、人類最後の砦を守るべく、要塞を建設して霧魔の群れに立ち向かう。昼夜のサイクルがあり、昼間に資源を集めて要塞を建設・増築し、夜に襲ってくる霧魔と戦う流れを繰り返すこととなる。要塞建設には、玩具のレゴから影響を受けたというシステムが採用され、ブロックをひとつずつ積み上げて建設する。集めた各素材のブロックを上手く組み合わせて、堅牢な要塞を作り上げることが求められるという。リアルな物理システムにより、要塞の建物は霧魔に破壊されると崩れ落ち、その破片は敵味方問わずダメージを与えるそうだ。
そして夜になると、霧魔の大群が押し寄せてくるため、要塞に配置した兵士たちを指揮して迎撃するのだ。兵士ユニットには、弓兵や砲兵など攻撃を担う種類のほか、たとえば敵の動きをスローにする罠を設置できるタイプなども存在する。ユニットの配置においては、場所に加え高さが重要な要素となっており、ユニットごとに設定された最適な高さに配置することで、アクションにボーナスがつく。また、各ユニットには自動的に発動する固有スキルがあり、戦闘中には敵を妨害する罠を設置するなどしてくれるとのこと。
霧魔の襲撃を耐え切り朝を迎えると、ふたたび要塞建設に戻ることとなる。要塞には繁栄レベルが存在し、発展させレベルアップしたり、特定の重要施設を建てたりすることで、要塞の稼働効率が上がっていく。また、アップグレードしていくなかで、新たな建造物や強力な兵士、霧魔を消し炭にする火矢などの高火力兵器などがアンロックされていく。
ゲームモードには、カタクリズモにより崩壊した世界の再建を目指す、30時間のボリュームがあるキャンペーンモードや、徐々に難易度が上昇する霧魔の波状攻撃に耐え続けるサバイバルモード、難易度の異なるマップに挑むスカーミッシュモード、要塞建設だけを楽しめるクリエイティブモードが用意される。
なお早期アクセス配信開始時点では、キャンペーンモードには2つの環境における8つのステージおよびチュートリアルが収録され、サバイバルモードは1つの環境ながら自動生成マップが用意。スカーミッシュモードには、2つの環境に2つのステージが収録される。クリエイティブモードでのステージ制作・共有にも対応。そして正式リリースまでに、さらなるコンテンツを追加していく計画とのことだ。
本作の開発元Digital Sunは、ローグライク・アクションRPG『Moonlighter(ムーンライター 店主と勇者の冒険)』や、『League of Legends』のスピンオフとなるアクションRPG『メイジシーカー: リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』を手がけたことで知られるデベロッパーだ。本作『Cataclismo カタクリズモ』については、昨年実施したKickstarterキャンペーンを通じて資金を得て開発が進められており、Steamにて20万人以上からウィッシュリスト登録を獲得するなど注目を集めている。
『Cataclismo カタクリズモ』は、PC(Steam)向けに7月22日に早期アクセス配信予定。また現在体験版が配信中だ。正式リリース時期は未発表だが、早期アクセス配信は短期間になる見込みとのことである。