デスクトップ下部分生き物あつめゲーム『Kimera』正式発表。PC画面の下部に広がる世界にて、不思議な生き物を捕獲し繁殖させる
デベロッパーのToadzillaは6月26日、生き物集めゲーム『Kimera』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
本作は、ゲーム画面がPCのデスクトップ画面下部に細長く表示され、PCでのほかの作業の合間に楽しむことができる作品だ。同様のシステムが採用され話題を呼んだ放置系農業シミュレーションゲーム『Rusty’s Retirement』から影響を受けて開発されている。
『Kimera』の舞台となる世界にはさまざまな環境のエリアが存在し、各エリアには固有の生物が暮らしている。本作に登場する生き物はkimeraと呼ばれており、犬やウサギ、牛、鹿、亀などさまざまな動物の身体のパーツを組み合わせたような架空の生物。実在の動物だけでなく、ゲームキャラクターをモチーフにしたらしきパーツをもつkimeraもおり、また毛の色もさまざまとなっている。
プレイヤーはそうした生き物を発見した際には、捕獲して図鑑に記録することができる。さらに、捕まえた2種類のkimeraを掛け合わせて、別のkimeraを生み出す繁殖も可能。そうして図鑑のコレクションをさらに充実させていくのだ。
また各エリアには、何らかのチャレンジ要素や秘密も隠されているという。上述した繁殖要素には、単純にどういったkimeraが生まれるのかを楽しむ以外に、特定の目標を達成するためという目的があるとのこと。もしかしたら、繁殖を通じてそうしたチャレンジを達成するなどしながら新たなエリアをアンロックし、まだ見ぬkimeraたちを探す流れとなるのかもしれない。
このほか、本作にはTwitchでの配信者向けの連携機能も用意される。たとえば、視聴者がレアなkimeraを発見した際に配信者にそれを知らせることができたり、サブスク登録などチャンネルへの支援が急増した際のハイプトレイン時に特別なゲーム内イベントが発生したり。また、そうした視聴者によるゲームへの関与が高まることでボーナスやブースト要素が提供され、さらに積極的に参加した視聴者に対しては自動的にkimeraが割り当てられるという。
本作の開発元Toadzillaは、スーパーゲームボーイ風ドット絵アセットパックを手がけ、itch.ioにて無料配布していることで知られるデベロッパーだ。本作『Kimera』については、Mister Morris Gamesが開発した放置系農業シミュレーションゲーム『Rusty’s Retirement』から影響を受けて開発中だそうで、得意のドット絵表現が活かされている様子である。
『Rusty’s Retirement』は、PCのデスクトップ画面下部だけを使い、PCでほかの作業をしながらプレイできることが特徴。同作のリリース以降、似たシステムが採用された作品がいくつか登場しており、本作も同じコンセプトを取り入れ、気の向いた時に生き物を探したり繁殖させたりして楽しめるようだ。
『Kimera』はPC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。