命賭けブラックジャックゲーム『DeathJack』Steamにて無料配信開始。負けると銃で撃たれるトランプ勝負、アイテムを駆使して生き延び続ける
インディー開発者のJoseph Y.氏は6月25日、ブラックジャックゲーム『DeathJack』のPC(Steam)版を配信開始した。価格は無料。
本作は、命を賭けてブラックジャックをおこなうシングルプレイ用テーブルゲームだ。今年5月にitch.io向けに先行してリリースされ、その後も開発が進められてきた作品で、このたびSteamでも配信開始された。
『DeathJack』にてプレイヤーは、トランプゲームのひとつブラックジャックにて、謎のホストおよびディーラーと対戦する。手札の数字の合計を21に近づけるゲームだ。ゲームを開始すると、ディーラーからまずトランプが2枚配られ、その手札で勝負する場合はStandを、もう1枚カードを引く場合はHitを選ぶ。そして最終的にStandを選ぶと、ホストも同様にカードを引いたのち、勝負がおこなわれる。
ディーラーの手札は勝負するまで隠されており、プレイヤーおよびホストは、対戦相手とディーラーの双方に勝つことが求められる。より21に近い方が勝利となるが、Hitを選び、もし21を超えてしまった場合は負けが確定してしまう。なお、トランプは通常同じ数字のカードは4枚となっているが、本作では制限なし。場にあるカードから残り枚数を予想するといった戦略は使えない。
プレイヤーあるいはホストが勝負に負けた場合は、銃口を自分に向けてテーブルに設置された銃が発射。プレイヤーとホストには体力があり、被弾して体力がゼロになるとゲーム終了となる。ただホストは何度もでも復活し、最終的にプレイヤーが死ぬまでエンドレスにゲームが続くようだ。
また、本作にはサポートアイテムの要素があり、ラウンドごとにランダムで1つ入手可能。次に引くカードの内容を事前に確認できる携帯電話や、体力を1つ回復できるソーダ缶、両者の銃の威力を2倍にするチップ、次に必ずスペードのエースを引けるトランプといったアイテムが存在する。より長く生き延びるためには、こうしたアイテムを戦略的に利用することが求められるだろう。
こうしたサポートアイテムの存在や、勝負に負けた際に銃で撃たれて体力が減るシステム、そしてその命を賭けたギャンブルの要素は、人気ショットガン・ロシアンルーレットゲーム『Buckshot Roulette』を彷彿とさせる。開発者からは明言されていないものの、同作から影響を受けて開発された可能性がありそうだ。
先述したとおり、本作はitch.io向けにリリースしてからも開発が続けられ、先月5月30日に最後のアップデートが配信。何らかの事情により開発を終了せざるを得なかったそうで、開発者が計画していた完成形には至らなかった模様であるものの、ひととおり楽しめる内容には仕上がっており、このたびSteamでも配信開始された格好だ。