ローグライク電卓計算ゲーム『Calculate It』発表、7月6日早期アクセス配信へ。ボタンを押せる回数はそれぞれ有限、カスタマイズで工夫しながら目標の数字を求める

SVGamesは6月17日、『Calculate It』を発表した。ボタンをカスタム可能な電卓を使って、指定された数字を求める計算ローグライクゲームだ。

デベロッパーのSVGamesは6月17日、計算ローグライクゲーム『Calculate It』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、7月6日に早期アクセス配信予定。

本作は、電卓を使って指定された数字を求めるゲームだ。開発元いわく、もともと退屈な機械である電卓にて、興味深い戦略を楽しめるゲームプレイが特徴だという。

『Calculate It』にてプレイヤーは、複数用意された電卓から1つを選択して、計20ステージを1回のランで攻略することを目指す。各ステージでは特定の数字が提示され、電卓を使って計算し、その数字を導き出すことができればクリアだ。ただし、電卓の各ボタンには使用可能回数が設定されており、何回まで計算できるかを示す規定ターン数もある。またボスステージでは、たとえば乗算を禁じられるなどのデバフ効果が発生。そうした制限のなかで、指定された数字を求めなければならない。

電卓の種類によっては、二桁の数字があったり、特殊な機能をもっていたりなど、一般的な電卓にはないボタンが並んでいることがあるようだ。たとえば、バッテリーのイラストが描かれたボタンを押すと、ランダムに選ばれたボタンの使用可能回数が1回増える。またハサミのボタンを押せば、求めるべき数字の最初の桁を切り落とし、クリア目標を変更することができる。

 


ステージをクリアすると報酬としてお金を得られ、次のステージへ向かう前に、ショップにて新たなボタンを購入できる。数字のほか加算などのボタンもあり、ゲームを進めるなかでボタンの種類が増えていく。既存のボタンと重複して追加することもできるようだ。先述したように、各ボタンには使用回数に制限があるため、あえて重複させることも戦略のひとつとなるのだろう。ボタンを追加するスペースがない場合は、お金を払って電卓のサイズを拡張させることもできる。

早期アクセス配信開始時点では、開発の進捗度は50%程度で、基本的な機能が実装された状態で提供される見込み。それから1年ほどさらに開発を進めていくなかで、新たな種類の電卓や、アップグレード用のボタン、ゲームモードなどのコンテンツを追加し、またバランス調整などもおこなっていく計画だそうだ。


本作の開発元SVGamesは、ゲーム系YouTuberのChibisi氏が運営するスタジオで、これまでには『Door』シリーズや『Cubic Enigma』など、3D空間にてパズルに挑戦するゲームを数多く手がけている。本作『Calculate It』では、過去作から大きく作風が変わったような印象があるが、計算を使ったパズルゲームとみることもでき、同氏の得意とするジャンルで新たな表現に挑んでいるようだ。

『Calculate It』は、PC(Steam)向けに7月6日に早期アクセス配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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