デベロッパーのPounce Lightは5月31日、建物建築ゲーム『Tiny Glade』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。
本作は、人里離れた森の中の空き地に、洋風の城を建設するシミュレーションゲームだ。ユニークな建築システムにより、細かなマネジメント要素なしで、のんびり自由なお城づくりを楽しめる。
『Tiny Glade』では、森の中の何もない空き地を舞台に、いちから城を建設していく。建築用ツールとしては、建物・道・窓・植栽・地形などの項目があり、各項目から関連する複数のツールにアクセス可能。たとえば建物の項目には、四角い建物や丸い塔、城壁などのツールがあり、道であれば幅の異なる道を選べる。また、窓の項目には窓だけではなく扉や壁掛け照明などもあり、建物の壁面に配置できるさまざまなツールが用意されている。
本作の建築システムにはグリッドやリソース管理といった要素はなく、各種ツールによる自由で直感的な建築を楽しめる。ツールを選択し、空き地の好きな場所をクリックすれば、その場所に建物などが建設され、城壁や道ツールでは地面上をドラッグし自由に描くようにして作ることが可能。建物への窓の配置も、好きな場所にいくつでもおこなえる。建設した建物は、壁面や隅を掴んで操作することで、壁および屋根の高さや幅を変えたり、移動・回転させたりできる。
本作の特徴的な要素として、状況に応じて配置するオブジェクトが自動的に変化していくことが挙げられる。たとえば、窓を選択し移動させて別の窓に近づけると、くっついてひとつの大きな窓に変化。さらに、配置した場所によって窓に植物や洗濯物が配置されたり、窓の下の地面に鉢植えが出現したりする。もちろん窓以外にもこうした変化要素が存在し、たとえば建物同士をくっつけると接した部分が自然に馴染むように調整される。どういった変化が起こるのかを探りながら楽しむゲームプレイとなるだろう。
今回配信された体験版は、使用できるツールの種類は制限されているが、本作の基本的な建築システムをひととおり試すことができる内容となっている。建築可能エリアも狭めに制限されているため、城と呼べるほど立派な建物を作ることは難しいかもしれないが、こぢんまりとした洋風の家などを作れることも本作の魅力であり、何を作るのかはプレイヤーの自由だ。フォトモードも利用可能となっている。
『Tiny Glade』は、PC(Steam)向けに2024年第3四半期に配信予定。体験版は、6月11日から開催予定の体験版配信イベント「Steam Nextフェス」への参加に先駆けて配信開始されており、6月18日までの期間限定で配信中だ。