現実とゲームの世界がリンクするノベル『Lifeline:クライシス・ライン』が配信開始。主人公はテキサス州の刑事

3 Minute GamesはiOSとAndroid向けに『Lifeline:クライシス・ライン』の配信を開始した。舞台はアメリカのテキサス州で、主人公となるのは刑事「アレックス」。プレイヤーは刑事をサポートし「ジェイソン・レダー」を殺害した犯人を探すことになる。

3 Minute GamesはiOSAndroid向けに『Lifeline:クライシス・ライン』の配信を開始した。価格はiOS版が360円でAndroid版が310円。『Lifeline』シリーズは、昨年からモバイル向けに展開されているノベルゲーム。プレイヤーは、“ゲーム外の存在”として主人公に助言を与え、導いていくことが目的だ。ゲームは主人公とプレイヤーの対話によって進行していき、助言の選択肢によって物語は大きく変化する。対話を交えることで、主人公がまさにそこにいるかのような感覚が生まれたり、実際の現実世界の時間経過に合わせて物語が進行したりするなど、現実とゲームがどこかつながっているような体験をもたらしたことで好評を博したシリーズだ。

処女作である『Lifeline』と外伝『Lifeline:サイレント・ナイト』はとある惑星を舞台としたSF作品だったが、『Lifeline 2』は舞台をアメリカとしながら魔法使いなどが登場するなどファンタジー色の強いものとなった。今年6月にリリースされた『Lifeline:ホワイトアウト』は極寒の地で遭難した「アダムズ」を助ける物語となるなど、これまで異なる舞台が用意されてきた。5作目となる今回の舞台はアメリカのテキサス州で、主人公となるのは刑事「アレックス」だ。プレイヤーはテキストヘルプアプリで、殺人課に配属されたちょっと頼りない刑事をサポートし「ジェイソン・レダー」を殺害した犯人を探すことになる。

主人公とプレイヤーだけのキャッチボールになりがちだった対話に、時折「ヘルプボット」が助言を挟むのがアクセントになっている。冷たい言葉を返し続けるとアレックスが落ち込むだけでなく、ヘルプボットのお叱りを受けることになる。真実を突き止めるためには、冷静かつ優しい人間でいなければいけない。

今作のシナリオを担当しているのはDCコミック「Jack of Fables」や「House of Mystery」を手がける売れっ子作家Matthew Sturges氏だ。もちろん今までのシリーズと同様に日本語にも対応している。『Lifeline』シリーズの魅力をもっと知りたい方は弊誌の紹介記事を参考にしてほしい。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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