『Fallout 4』向けにNVIDIAが公式Mod「Vault 1080」を制作、9月2日から開催の「PAX West」で公開予定
NVIDIA Corporationは31日、『Fallout 4』向けの公式Mod「Vault 1080」の制作を発表した。NVIDIA GameWorksが誇るグラフィック技術を最大限に活用しており、独特の照明効果と陰影処理が施された未知の空間「Vault 1080」で、1時間ほどの新たなクエストが楽しめる。詳細は、アメリカ・シアトルで9月2日から始まる「PAX West」にて披露される予定だ。
『Fallout 4』は、2015年11月にBethesda SoftworksからMicrosoft Windows/PlayStation 4/Xbox One向けに発売されたオープンワールドのアクションRPG。西暦2287年の荒廃したボストンを舞台に、前作『Fallout 3』から10年後の物語を描いている。今年3月から毎月のペースで、ダウンロードコンテンツ「Automatron」「Wasteland Workshop」「Far Harbor」「Contraptions Workshop」「Vault-Tec Workshop」を配信。8月30日には、最後となる追加コンテンツ「Nuka-World」がリリースされたばかりだ。
「Vault 1080」の特徴は、NVIDIA GameWorksが提供するグラフィックソリューション「Volumetric Lighting」(レンダリングされたシーンに照明効果を追加する技術で、DirectXのシェーダーをとおして飛散する光の物理モデルを実装するために使われる)と「HBAO+」(Enhanced Horizon Based Ambient Occlusionの略、極小で一瞬の光源であってもリアルタイムで陰影の生成を可能にする技術)が織りなす魔法のような光の演出だ。暗闇に覆われた地下空間が舞台だからこそ、可視化された光線のダイナミクスを鮮明に捉えられるだろう。また、光源が遮られる状況に合わせて動的に変化する陰影効果が、ポストアポカリプスの世界観をさらにダークに演出してくれるに違いない。