親子ドラマ釣りゲーム『Lake Minnewaska』6月1日リリースへ。孤独な父が娘の思い出と共に、荒れ狂う湖へ漁に出る

USC Gamesは5月19日、『Lake Minnewaska』をPC(Steam)向けに6月1日にリリースすると発表した。釣りを通じて親と子の絆を描くアドベンチャーゲームだ。

USC Gamesは5月19日、親子ドラマ釣りアドベンチャーゲーム『Lake Minnewaska』をPC(Steam)向けにリリースすると発表した。今年6月1日の配信が予定されている。

『Lake Minnewaska』は、釣りを通じて親と子の絆を描く、一人称視点のアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは父親のSosaとなり、不思議な秘密が隠されたMinnewaska湖で釣りをしながら、娘であるRueとの関係を深めようと試みる。Sosaがよりよい父親として娘と再び向き合えるよう、彼の釣りや探索をサポートするのがおもな目的になるという。なお本作では“grief(深い悲しみ)”もテーマに含まれているといい、SosaはRueと死別、あるいは生き別れになったのかもしれない。

孤独を抱えたSosaは小船に乗り、ひとりで船の操縦をおこないながら釣りに励むようだ。船内には湖の地図やカレンダーのほか、Rueとの写真や彼女が描いたものと思しき絵が飾られている様子がトレイラーでは見受けられた。このことから、Sosaは娘を大切に思っている様子が伝わってくる。また、ラジオ越しに娘の声が聞こえてくる描写もストアページ中の画像から確認でき、悪天候の中で釣りをする父親の身を心配する場面の存在がうかがえた。

 


釣りパートでは「Rue’s Fishlist(Rueの魚リスト)」と呼ばれるノートに記された、ブルーギルやイエローパーチをはじめとする、さまざまな種類の魚たちを釣り上げていく。マウスを使い竿を左右に振り、体力を消耗させると魚をキャッチ可能。娘のノートに並ぶすべての品種を集め、リストを埋めていくのが目標とされている。種によって異なる生息場所の手がかりも、ノートに描かれているとのこと。湖には尋常でない大きさの巨大魚もいるようで、Sosaが驚きの声をあげるシーンもトレイラーには映されていた。

 


本作は南カリフォルニア大学のAdvanced Games Projectコースにおいて制作され、複数の学部に所属する生徒ら35名による年間プロジェクトとして、Bait Shackというチーム名のもと開発が進められたという。そうした制作プロセスの模様は作品公式サイトにて詳しく伝えられているので、興味がある方はのぞいてみるとよいだろう。なお本作との関連は定かでないものの、Lake Minnewaskaという名の湖はアメリカのニューヨーク州に実在する。

『Lake Minnewaska』は、PC(Steam)向けに6月1日のリリースが予定されている。

Yuta Tanaka
Yuta Tanaka

本や映画や演劇と同じように、ゲームは世界と自分をつなぐもの。誰もが気楽に出入りできるゲームの浅瀬を広げていくことに、少しでも関われたらうれしいです。

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