ターンベース式のサバイバルゲーム『Overland』早期アクセス版のパブリック配信が開始、人と犬が文明崩壊後の世界を征く

米国ミシガン州に位置するゲーム開発スタジオ「Finji」は、『Overland』のパブリック配信をスタートした。今回リリースされたのは早期アクセスに当たる「First Access」とされるバージョンで、公式サイト経由にてitch.ioから20ドルで購入することが可能。

米国ミシガン州に位置するゲーム開発スタジオ「Finji」は、『Overland』のパブリック配信をスタートした。今回リリースされたのは早期アクセスに当たる「First Access」とされるバージョンで、公式サイト経由にてitch.ioから20ドルで購入することが可能。『Overland』は過去に何度か限定販売が実施されてきたが、今回は制限は設けられておらず自由に購入することができる。

First Access版にはSteamキーと開発フォーラムへのアクセス権が収録。今後は新規コンテンツが毎月配信される予定ともされている。

『Overland』は、謎の生命体が襲来し人類文明が崩壊した後の北米を舞台としたサバイバルゲームだ。プレイヤーは生存者や犬の一団を指揮し、どこを目的地とするでもなくあてのない旅を続ける。近年のサバイバルゲームにしては珍しく、ゲームプレイはターンベース型のシミュレーションゲームを基軸としており、『XCOM』のような歯ごたえのあるストラテジー要素が特徴となっている。

プレイヤーが指揮する生存者の一団は車を所有しており、これを運転して各地(9マス×9マスのマップ)を転々としながら、燃料や武器といったアイテムを集めていくのが本作の流れだ。1ターンにおける各キャラクターの行動量やアイテムの所持数などはかなり厳しく設定されており、プレイヤーは慎重に1つ1つの行動を吟味しなければならない。自動生成が搭載されている点も特徴で、同様のマップ構成は2度と登場しないことがアピールされている。より詳しいゲーム内容は、今年5月に掲載した『Overland』の紹介記事をチェックしてみて欲しい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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