海賊アドベンチャーゲーム『Seablip』Steamにて5月17日早期アクセス配信へ。海賊船を買い船員を雇って、財宝や賞金首を追い大海原を冒険


インディー開発者のJardar Solli氏は5月2日、海賊アドベンチャーゲーム『Seablip』の早期アクセス配信を、5月17日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Seablip』は、ドット絵ビジュアルが採用された海賊アドベンチャーゲームだ。プレイヤーは海賊船の船長となり、オープンワールドの大海原を冒険する。本作の世界にはいくつもの島が存在し、宝を求めて探索したり資源を集めたり、あるいは敵対する勢力と戦ったり、拠点を建設したりなどの要素が用意されるとのこと。

海賊船には、大きさや性能などの異なるいくつかの種類が用意され、ゲームを進めるなかで新たな船を購入できる。また所有する船は、大砲など48項目にわたるアップグレードが可能。多くの装備品には攻撃または防御における特性が備わっており、上手く組み合わせることで効果を最大化できるという。

また、船員を雇って海賊船の各所に配置できる要素も存在。船員はそれぞれステータスなどに個性があり、レベルアップ時には任意のステータスにポイントを割り振って強化可能。そうして成長するなかでは、戦闘時に発動できるスキルを2つまでランダムに習得するとのこと。

 


本作の世界には、海賊やレッドコート、ブルーコートなどの勢力が存在し、レッドコートとブルーコートは敵対関係にある。プレイヤーは、そうした勢力のいずれかに所属するか、あるいは一匹狼として行動するかを選択可能。また、雇える船員はいずれかの勢力の出身であり、その所属によって異なるボーナスが戦闘時に得られるそうだ。

戦闘では、ほかの船や陸地の砦を相手にリアルタイムで戦うかたちとなり、装備する大砲を撃ったり、矢を放ったりなどして攻撃。船員を敵船に乗り込ませるといった戦法も可能とのこと。海賊船をアップグレードさせ装備が充実すると、海戦でとれる戦略にも幅が出てくる。

本作にはこのほか、賞金首となっている7人のボスに挑んだり、冒険の合間に釣りや宝探しなどのアクティビティを楽しんだりといった要素も存在。そうして海を冒険しさまざまな報酬を得ながら、海賊としての名声を高めていくこととなる。


本作は、独学でゲーム開発を学んだというJardar Solli氏がほぼ個人で手がけているという。同氏は2020年に本作の開発費を募るKickstarterキャンペーンを実施し、初期目標金額を超える資金を獲得。当初は2021年のリリースが計画されていたが、約5年の開発期間を経て、ついに発売を迎えることとなった。

早期アクセス配信開始時点では、5つ以上の敵勢力や、40種類以上の船、12種類以上の島々などのコンテンツが収録予定。そしてさらに開発が進められるなかで、新たな船や島、メインストーリー、船長同士の決闘、キャラクターカスタマイズ要素などを追加し、またコントローラー対応やローカライズも進める計画だそうだ。正式リリースは2025年になる見込みとされている。

『Seablip』は、PC(Steam)向けに5月17日配信予定だ。