恋愛リアリティ番組づくりゲーム『The Crush House』発表。出演者を選んで恋路を盛り上げ、視聴者の反応を見つつ撮影&CMで稼ぐ

Devolver Digitalは4月5日、『The Crush House』を発表した。番組プロデューサーとして、恋愛リアリティショーを撮影するゲームだ。

Devolver Digitalは4月5日、Nerialが手がける恋愛リアリティショー撮影ゲーム『The Crush House』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年内に配信予定。


『The Crush House』は、1999年の世界を舞台にした恋愛リアリティショー撮影ゲームだ。主人公のJaeは、もっとも人気のある恋愛リアリティショー番組「The Crush House」のプロデューサーに抜擢され、アメリカ・カリフォルニア州マリブに用意された邸宅をロケ地とした番組制作に臨む。

番組はシーズン制で放送され、Jaeとなったプレイヤーは、まずは各シーズン開始前に出演者を4人選ぶことになる。計12名の個性的な人物が候補として用意され、それぞれ性格や好きのもの、嫌いなものなどの情報を確認可能。相性が良いと思う人物を選んだり、あえて緊張感が高まることを期待したりなど、番組が盛り上がりそうな組み合わせを見出すのだ。

 


撮影が開始すると、プレイヤーは共同生活を送る出演者たちを撮影する。出演者のあいだでは日々さまざまなドラマが生まれ、時にはケンカが発生し、そして恋愛に発展することも。そうした様子を撮影して生放送するのだ。

撮影中には、視聴者から反応がリアルタイムに寄せられ、より多くの人を満足させることが求められる。出演者に話しかけることは許されていないとのことで、カメラワークだけで工夫することになるのだろう。視聴者の期待に応えられないでいると、放送打ち切りのリスクが高まっていく。

番組の途中でCMを流すこともプレイヤーの仕事となる。CMを流すと視聴者数が減ってしまう可能性があるが、収益を得られる。放送終了後の夜間に、そのお金で新たな家具などを導入することができる。一方で、夜間に邸宅を探索し、出演者らと会話をするなかでは、この番組に隠された不吉な謎に直面することになるとのこと。


本作の開発元Nerialは、『Reigns』シリーズを手がけ高い評価を得ているデベロッパーだ。同スタジオは2021年にDevolver Digitalの傘下に入っており、その後『Card Shark』をリリースし同じく好評を得ている。新作『The Crush House』では、恋愛リアリティショーの撮影というシミュレーション要素を前面に押し出しつつ、ミステリアスな雰囲気に包まれた番組制作の裏側も描かれるようだ。

『The Crush House』は、PC(Steam)向けに2024年内に配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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