“ケモノだらけ”のファンタジー『Shiness: The Lightning Kingdom』が続報公開。黄金期のRPGを目指した作品

Enigamiはgamescomにて、“ケモノだらけ”のファンタジー『Shiness: The Lightning Kingdom』の新たな情報を公開した。同時に公開されたトレイラーはゲーム内の世界観やシナリオをフォーカスするもので、さまざまな設定が明かされている。

フランスに拠点を構えるEnigamiは、gamescomにて『Shiness: The Lightning Kingdom』の新たな情報を公開した。同時に公開されたトレイラーはゲーム内の世界観やシナリオをフォーカスするもので、さまざまな設定が明かされている。

『Shiness: The Lightning Kingdom』の主人公となるChadoとWakiは、ひょっとしたことから「Shiness」と呼ばれる未知の魂と遭遇する。Terraと名乗るこの魂が、Chadoらに星の使命を託すところから物語は始まる。Chadoたちは「Land Of Life」探し求め、仲間を加えながら、遠く離れた宇宙の地「Meteora」へ向かうこととなる。

『Shiness: The Lightning Kingdom』は広大なオープンワールドを舞台としたRPGとなっている。スムーズにフィールドから戦闘に移るシームレスシステムや、格闘ゲームに近い戦闘は『テイルズオブ』シリーズを彷彿とさせる。近接戦闘のみならず、キャラクターによって弓や魔法を用いるなど、戦い方も似ていると言える。ただ攻撃するのみならず、パリィやドッジを混ぜながらスタイリッシュに戦うことが求められるなど、爽快感と刺激に溢れた戦闘が楽しめそうだ。

フィールド上にはさまざまなオブジェクトが存在し、採取や採掘、ダンジョンでは物を動かし謎を解きつつ、ストーリーを進めていく。戦闘やフィールドにおけるスキルはレベルアップによりパワーアップしていき、戦略や行動の幅が広がっていくのだという。サイドクエストも豊富で、さまざまなイベントが用意されているとのことだ。このように『Shiness: The Lightning Kingdom』は日本のRPGを思わせる要素が多く用意されている。実は本作は2年前にKickstarterキャンペーンを成功させ、その時から「黄金期のRPGを作成する」という目標を設定しており、それらの構想がうまく実装されてきているようだ。

登場人物の多くが獣族らしきキャラクターなのも興味深い。Unreal Development Kitが使用されている本作は、トゥーンレンダリングで特徴あるキャラクターたちが鮮やかに表現されている。パーティは5人中3人が獣を思わせる風貌をしており、ファンタジーRPGとしてもかなり異色の世界観だ。今回公開されたトレイラーを見る限りでは、以前公開されていたスクリーンショットと比べてもフィールドのグラフィックがブラッシュアップされており、全体的にクオリティが上がっている印象だ。

年末に発売を控えており、着実に完成に向けて準備が進められている『Shiness: The Lightning Kingdom』は、PlayStation 4/Steamでリリース予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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