荷物整理対戦ゲーム『バックパック・バトル』、Steamウィッシュリスト50万突破。国内向けにはなんと松竹が販売へ
松竹株式会社は3月6日、同社が販売を担当する『バックパック・バトル』のSteamウィッシュリストが50万を突破したと発表した。3月8日の早期アクセス配信開始を前に、異例の期待値の高さを見せている。
『バックパック・バトル』は自動戦闘とバックパック整理の要素をかけあわせた、対戦型ローグライトゲームだ。プレイヤーはバックパックへアイテムを詰め込んで自身を強化し、ほかのプレイヤーと戦う。
本作の戦闘はオートで進行する。プレイヤーはランダムで商品が並ぶ店よりアイテムを購入し、自分のキャラクターを強化していく。購入したアイテムは、タイル状に区切られたバックパック内に収納する必要がある。アイテム同士の配置によっては追加効果が発生することもあり、合成可能な組み合わせも存在。バックパックの容量に収まるよう整理しつつ、ビルドを構築していくのだ。対戦相手となるのは、ほかのプレイヤーが実際に作ったキャラクターたちである。ランクモードで自分のランクをどこまで上げられるか挑戦したり、カジュアルモードで気楽にプレイしたりと、自らのペースで対戦ができる。
同作はデモ版が人気を博しており、同時接続プレイヤー数は一時約1万9000人を記録(SteamDB)。多くのプレイヤーを集め、その結果デモ版の日本語化が実施されたなど、期待の高さがうかがえる。3月8日に待望の早期アクセス配信を控えるが、それに先立ってウィッシュリストが大台に到達したようだ。
ウィッシュリストはいわゆる欲しいもの機能だ。気になるタイトルをウィッシュリストに登録しておけば、その配信開始時やセール時に通知を受け取ることができる。ざっくりといえば、50万人から興味をもたれているわけだ。なおウィッシュリスト登録が購入につながる率としては、かなり数としてのバラつきがあるようだが、平均として23%ほどとのこと(2016年時点でのValveによる報告)。
興味深いのは、同作の国内販売を担当するのが松竹株式会社という点。映画や演劇、芸能事務所など多岐にわたる花形のビジネスを展開する老舗。同社が『バックパック・バトル』に目をつけ、ゲーム販売に参入しているという点は、特筆すべきものがある。他業界からゲーム事業への参入が相次いでいるが、松竹はどのような足取りをたどるのだろうか。そうした点も注目したい。
『バックパック・バトル』は、PC(Steam)向けに3月8日早期アクセス配信予定だ。