『Baba Is You』開発者、新作『倉庫番』風パズルゲームを続々と無料公開。モンスターと戦闘、壁が動くなど独自ギミックが光る14作品
インディー開発者のHempuliことArvi Teikari氏は3月6日、パズルゲーム『Permaban』を公開した。対応プラットフォームはPC(itch.io)で、Webブラウザ上で無料にてプレイできる。
『Permaban』は、キャラクターを操作してブロックを押し、規定の条件を満たしてステージのゴールを目指すパズルゲームだ。いわゆる『倉庫番』風のゲームプレイとなっており、カーソルキーだけでプレイ可能。壁に囲まれたステージでは、最終的にゴール地点である旗の場所にキャラクターを導くことになるが、その前にブロックによって旗をはためかせておくことが求められる。
ステージ内には、地面にX印が描かれた場所があり、その上にブロックを置くことで旗をはためかせることができる仕組み。X印が複数ある場合は、そのすべてにブロックを置く必要がある。『倉庫番』と同様に、ブロックを正しい順番かつ正しい方向から押さないと目的の場所まで運ぶことはできず、頭を悩ませることだろう。
本作の特徴としては、ステージを進むなかで登場する砂時計が挙げられる。砂時計を押してブロックにぶつけると、そのブロックが黒色に変化し、ステージをまたいで同じ場所に現れるようになるのだ。クリアできたと思っても、次のステージにて黒色ブロックが思わぬ障害になることがあるため、最後に置く場所を考えてプレイしないといけない。
ステージではこのほか、地面にあるスイッチの上にブロックを置くと開く扉や、ブロックは通れるがキャラクターは通れないトラップが配置されていることもある。あるいはキャラクターが2体に増え、それらを同時に操作して規定の条件を満たすことを目指すステージなども存在する。
本作を手がけたArvi Teikari氏は、非常に高い評価を得ているパズルゲーム『Baba Is You』の開発者として知られる人物だ。同氏は実験的なゲーム作品をitch.ioにて公開しており、最近は『倉庫番』風のパズルゲームを相次いで披露。本稿執筆時点では『Permaban』を含め14作品が無料公開されている。作品ごとに異なるギミックが取り入れられており、たとえば『Cavemount』ではブロックに加えモンスターが登場し、押したり倒したりしながら攻略を目指す。また『Wallmount』では、カーソルキーで操作するとキャラクター以外の環境が動き出す。
『Permaban』は、PC(itch.io)向けに無料公開中だ。ほかの『倉庫番』風パズルゲームも、Teikari氏の「Tiny block-pushers」ページにてまとめて公開されている。