『ハーヴェステラ』や初期『アナザーエデン』を手がけた高大輔氏、スクウェア・エニックスを退職へ。今後は完全未定
ゲームクリエイターの高大輔氏は3月1日、所属していたスクウェア・エニックスを、4月末をもって退職すると発表した。今後は「全く未定」とのこと。
ゲームクリエイターの高大輔氏は3月1日、所属していたスクウェア・エニックスを、4月末をもって退職すると発表した。今後は「全く未定」とのこと。
高大輔氏は、ゲームクリエイターだ。gumiを経て、セガで『ぷよぷよクエスト』にプロデューサーとして参加。のちにグリーにて『アナザーエデン 時空を超える猫』の立ち上げにプロデューサーとして参加。その後スクウェア・エニックスに入社。ファンタジー牧場ゲーム『ハーヴェステラ』に、プロデューサーおよびゲームデザイナーとして携わった。その後公な活動報告はなかったものの、2024年4月末をもってスクウェア・エニックスを退職するようだ。2月29日が最終出社日だったという。
高氏といえば、携わる作品においてシナリオ的なギミックを見せる実績がある。初期の『アナザーエデン 時空を超える猫』や『ハーヴェステラ』においては、シナリオライターと共に、ゲーム全体としてユーザーにシナリオで驚きを与えるギミックを用意していた。『ハーヴェステラ』は、Steamユーザーレビューにおいては、牧場要素について欠くものが多いと評価を受ける一方で、物語の仕掛けは高評価を獲得。物語ゲームの制作に強みをもったクリエイターだといえるだろう。
そんな高氏は、スクウェア・エニックスを離れるようだ。退職に際して、『ハーヴェステラ』を遊んだプレイヤーや配信者、動画視聴者、そして開発スタッフに感謝を述べつつ、今後については「完全未定」「なんたる無謀」と綴っている。面白いものにはぜひ乗っかりたいとして、気軽に声をかけてほしいと締めている。
高氏は今後どのような物語体験を届けてくれるのだろうか。同氏のこれからにも注目したい。