カニローグライクTPS『Crab Champions』大型アプデでSteamプレイヤー人口がぐぐんと伸びる。アビリティシステムや最強のカニを競うPvP実装でコンテンツ充実

個人開発者のNoisestorm氏は12月26日、『Crab Champions』の最新アップデートとなる「The Variety Update Part 1」を配信した。これをきっかけとして本作はSteamにて再び盛り上がりをみせている。

個人開発者のNoisestorm氏は12月26日、『Crab Champions』の最新アップデートとなる「The Variety Update Part 1」を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。同アップデートではPvPなど新たなゲームモードや、アビリティシステムの導入がおこなわれている。これをきっかけとして本作はSteamでは約3000人のピーク時同時接続プレイヤー数を記録するなど、再び盛り上がりをみせている。

『Crab Champions』は、Steamにて早期アクセスとして配信中の三人称視点ローグライクシューティングゲームだ。プレイヤーは、縦横無尽に動くことができるカニを操作して、ステージを連戦していく。カニで銃器を使い銃弾を撃ち込みながら、敵の軍勢を倒していくのだ。ステージクリア時などにはさまざまな効果をもつアイテムが選択可能。いろんな装備アイテムを集め、強力な“ぶっ壊れ”的組み合わせを作っていこう。また、本作ではソロもしくは最大3人での協力プレイが可能。敵を倒して強力な装備を集めることで、最強のカニになることが本作の目的となる。なお本作でのカニは、横歩きではなく猛スピードの前進が得意である。

本作は2023年4月2日にSteamで早期アクセス配信を開始。本稿執筆時点のユーザーレビューでは、約1万5600件中98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。具体的なユーザー意見としては、同ジャンルの高評価作『Risk of Rain 2』のようなゲームプレイを提供する、高品質なローグライクTPSだと評価する意見が多数。スタイリッシュなシューティングアクションを楽しみながら、カニを操作できる点が多くの人に好まれているようだ。


この度本作では、大型アップデートとなる「The Variety Update Part 1」が配信された。まず同アップデートでは、ミニゲームとして3種類のゲームモードが新たに追加。制限時間内にできるだけ多くの敵の撃破を目指す「Arcade」モード、一度攻撃に当たったら終わりという制限の中ウェーブを生き残る「Holdout」モード、PvPの決闘で最強のカニを競う「Duel」モードが実装された。またプレイヤーは横方向へのスライド移動や、スライド中に照準を合わせることができるようになった。

さらに同アップデートでは、アビリティシステムが導入された。プレイヤーは装備可能な5種類のアビリティ、グレネード・ブラックホール・グラップリングフック・アイスブラスト・レーザービームが使用可能に。そして「The Variety Update Part 2」では、アビリティに関するアップグレード(MOD)も追加予定とのこと。このほか、新たな島(ステージ)タイプ「Waves」や武器・ゲーム内楽曲が追加され、敵体力スケーリングなどの大きなバランス調整がおこなわれている。詳細はパッチノートより確認可能だ。


この大型アップデートを迎え、Steamではすぐさま2000人以上のプレイヤーが本作に集まり、ピーク時には約3000人の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。それ以前は、本作の同時接続プレイヤー数は300~800人ほどで推移していた。新コンテンツの追加をきっかけに、再び本作に多くのプレイヤーが集まったかたちだろう。

本作は現在早期アクセスとして配信中。Steamストアページによると、本作は開発者のNoisestorm氏が完成したと感じるまでアップデートが継続されていくとのこと。また早期アクセス配信期間は1~3年ほどを予定しているようだ。今回の大型アップデートに続く「The Variety Update Part 2」に加え、さらなる本作の展開に期待ができそうだ。

『Crab Champions』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。

Yusuke Fujii
Yusuke Fujii

JRPGのストーリーと音楽が大好き。PvPは見る専。

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