地下鉄駅脱出ゲーム『Station 5』発表、12月30日配信へ。地下鉄車内の“異常”を見極め5番駅への到達を目指す、『8番出口』風作品
デベロッパーのClickToPlay Gamesは12月17日、地下鉄ウォーキングシミュレーター『Station 5』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、12月30日配信予定。
『Station 5』は、地下鉄を舞台にするウォーキングシミュレーターだ。1プレイ15〜60分ほどの短編作品になるとのこと。本作にてプレイヤーは地下鉄駅構内に閉じ込められた状態にあり、電車に乗って5番駅(Station 5)にたどり着くことができれば、地上へと脱出できるという。
本作は0番駅から開始し、プレイヤーはやってきた電車に乗り込み、次の駅で降りる。そして、また電車に乗ってさらに次の駅へと向かいながら5番駅を目指すが、電車に乗り込んだ際には、車内に異常があるかどうかを確認する必要があるとのこと。車内の様子が以前の電車と異なるようであれば、それを異常とみなして電車を降り、次の電車を待つ。異常が見つからなければ、その電車で次の駅に進むこととなる。
発見できる異常には、たとえば車内のオブジェクトが動いていたり、追加のアイテムが出現したり、あるいは逆に消えていたりといったものがあるという。そして、異常のある電車に乗ったまま発車してしまうと、プレイヤーは0番駅まで戻されてしまうそうだ。
本作のこうしたゲームプレイの流れは、KOTAKE CREATEが手がけ高い評価を得ている『8番出口』を彷彿とさせる。同作は無限に続く地下通路を舞台とし、周囲に異変を見つけたら引き返し、異変が見つからなかったら引き返さずそのまま進んで、8番出口から外に出ることを目指す作品だ。
『Station 5』の開発元は、本作はSpot the Difference(間違い探し)ゲームとリミナルスペース(バックルーム)に触発された作品だと説明。『8番出口』には言及していないが、そのゲームプレイだけでなく、Steamストアページでのゲーム概要の記述も、どことなく『8番出口』のものに寄せているように感じられる。
ある作品が人気を得ると、そのコンセプトを拝借したフォロワーゲームが続々登場することはよく見られる光景。最近では『Only Up!』や『スイカゲーム』などでの例が挙げられる。『8番出口』が発表された時点から数えてもまだ1か月半しか経っていないが、『Station 5』は独自のアレンジを加えながらこの短期間で開発され、今回の発表までこぎつけた可能性がありそうである。
『Station 5』は、PC(Steam)向けに12月30日配信予定だ。