香港復讐ボディカメラ視点FPS『Better Than Dead』正式発表。UE5でリアルに再現された香港の街で銃撃戦を繰り広げる残酷復讐譚
デベロッパーのMONTE GALLOは12月15日、FPS『Better Than Dead』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
『Better Than Dead』は、香港を舞台にするFPSだ。アジアのバイオレンス映画での激しく暗い世界観から影響を受けて制作され、復讐の使命に取り憑かれた主人公の物語が描かれる。没入感のある物語は本作の特徴のひとつとなるようで、過去にまつわる恨みをもつ主人公は自身の決意を試され、またそれによってもたらされるコストに直面するという。
本作では、残酷でリアルな戦闘が繰り広げられるとのこと。公開された開発中のゲームプレイ映像には、街角の食堂での銃撃戦が収められている。プレイヤーが食堂に足を踏み入れると、客の男らが突然銃を構え撃ち合いに発展。本作にて生き残るには、素早い反応と戦略的な決断が求められるそうだ。
また、銃撃戦では正確性も重要とのこと。ステージには一般人も存在し、敵を撃ったつもりで外してしまうと、無実の人々を危険にさらしてしまう可能性がある。そうした意味で、本作では1発1発の弾丸に重みがあり、それもまた戦闘におけるプレイヤーの判断に影響を及ぼす。
フォトリアルなビジュアルも、本作の特徴だといえるだろう。開発にはUnreal Engine 5が使用され、仮想化ジオメトリシステムNaniteや、デジタルヒューマン作成ツールMetaHumanなども活用しているそうだ。開発者によると、香港の街並みは実際の現地の写真を参考に、UE5で再構築するかたちで制作しているという。ステージにはほかに、建物の廊下や室内、路地裏などの環境も登場するようである。
プレイヤーの視点は、通常の一人称視点というより、主人公が装備するボディカメラで捉えた映像のような表現となっている。また画面上には、開発ツールのものとみられる表示以外にはUIが一切存在しない。こうしたボディカメラ風視点は、たとえばDRAMAが開発中のFPS『Unrecord』でも注目を集めた。同作も、非常にリアルなビジュアルとなっている(関連記事)。
『Better Than Dead』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。