サイバーパンク・パルクールアクション『ゴーストランナー2』発売から5日間で売上黒字達成していた。すぐさま開発費を約2億円上回る好調ぶり

One More Levelが手がけたパルクールアクションゲーム『Ghostrunner 2』が、ローンチから間もなく開発費を回収するほどのヒットを収めていたようだ。同スタジオが11月24日に報告している。

デベロッパーのOne More Levelが手がけたパルクールアクションゲーム『Ghostrunner 2』が、ローンチから間もなく開発費を回収するほどのヒットを収めていたようだ。同スタジオが11月24日に報告している。


『Ghostrunner 2』は、2020年に発売されたパルクールアクションゲーム『Ghostrunner(ゴーストランナー)』の続編だ。謎の天変地異により文明が崩壊した近未来を舞台に、前作から1年後の物語が描かれる。主人公のジャックが、前作の舞台となったダーマタワーの外に広がる砂漠の荒野に降り立ち、人類の未来を賭けた戦いを繰り広げる。

本作にてプレイヤーは、サイバーパンクの世界観をもつステージを一人称視点で駆け巡りながら、剣を武器に敵と戦う。また、時間の流れが遅くする感覚ブーストなどのアビリティも存在。前作と比較してステージデザインはより多彩になり、ゲームプレイにおける選択の自由度が高まっているほか、新たにバイクに乗って進むセクションも登場する。

本作は、今年10月26日よりPC/PS5/Xbox Series X|S向けに発売。レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアで80点(PC版)を獲得し、またSteamのユーザーレビューでは本稿執筆時点で91%が好評とする「非常に好評」ステータスを得るなど、メディア・ユーザー双方から高く評価された。また、12月8日に開催されるThe Game Awards 2023では「Best Action Game」にノミネートされている。


そんな『Ghostrunner 2』について開発元One More Levelは11月24日、本作の開発などにかかったコストおよび収益の見積もりについて投資家向けに報告。10月26日の発売から10月31日までの集計において、収益の総額は2220万ポーランドズウォティ(約8億3000万円)となり、同じく10月31日時点でのコスト総額は1670万ポーランドズウォティ(約6億2500万円)であったとした。つまり、早くも損益分岐点を超えて利益を生み出していることになる。

また同スタジオは、本作の販売元を務めた505 Gamesとの契約において定められたゲーム品質などの指標の達成により、来年1月31日までにさらに220万ポーランドズウォティ(約8200万円)の収入を見込んでいるとのこと。これにより同スタジオは、本作における総収益は770万ポーランドズウォティ(約2億9000万円)を超える予定であるとした。

なお、本作の売り上げ本数については今のところ明らかにされていない。ちなみに前作『Ghostrunner』は、今年9月時点で250万本を売り上げるヒットを記録。新規IPながら大きな成功を収め、505 Gamesは2021年4月に同IPを買収し、ふたたびOne More Levelと組んで続編を手がけた。


本作の今後については、2024年10月までのロードマップが公開されており、カタナスキンなどのコスメアイテムが収録されたDLCパックが順次配信予定。また来年9月には、新ゲームモードとなるエンドレスドライブモードが実装される計画となっている。

『Ghostrunner 2』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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