ケモノ刑務所脱獄RPG『Back to the Dawn ~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~』Steamにて好調スタート。冤罪囚人生活を脱却し、街の陰謀を暴く
パブリッシャーのSpiral Up Gamesは11月3日、『Back to the Dawn ~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~』(以下、Back to the Dawn)を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はさっそく多くの同時接続プレイヤー数を集め、Steamユーザーレビューで「非常に好評」ステータスを獲得するなど好調なスタートを見せている。
『Back to the Dawn』は脱獄をテーマとしたRPGだ。本作の舞台となるのは、喋る動物たちが暮らすとある街。主人公であるキツネのトーマスは、この街の陰謀を追う記者として活動している。しかし主人公は冤罪をかけられ、刑務所に収監されることになる。プレイヤーはキツネのトーマスとなって刑務所で生き抜き、街の秘密を暴くことを目指すのだ。ゲーム内は日本語表示に対応している。
本作でプレイヤーは、囚人としての生活を送ることになる。刑務作業などはミニゲームで表現されており、これをこなしていくことが主なゲームプレイとなる。また刑務所内にはさまざまな場所が存在しており、探索することが可能。洗濯室や下水道、駐車場など各場所には脱獄のためのヒントが隠されている。囚人生活の合間に上手くヒントを見つけ、脱獄ルートの構築を目指すのだ。どのルートで脱獄するかはプレイヤー次第となるだろう。
刑務所内では、さまざまな動物の囚人たちと交流することになる。彼らと友好的な関係を築くか、敵対するかはプレイヤーの自由だ。誰とも関係を築かない「一匹狼」になることも可能。なお、ほかの囚人たちは複雑な過去を抱えており、彼らのバックストーリーも描かれる。
本作にはスキルの成長システムが存在している。刑務所での活動を通して、自分好みのスキルを磨いていくことができるのだ。トレーニングで体力を鍛えたり、ハッカー技術を身に付けたりして、脱獄の準備を整えよう。また本作ではマルチエンディングが採用。プレイヤーの選択によって、微妙なセリフの変化まで発生する。本作ではプレイヤーが自由なロールプレイを送り、それに応じた多様な結末を体験することができるわけだ。
本作は11月3日にSteamで早期アクセス配信が開始。発売後にはさっそく最大同時接続プレイヤー数が5000人を超えるなど、好調なスタートを見せているようだ(SteamDB)。また本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、665件中81%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。ユーザーからはボリュームの多さや、動物たちの刑務所という設定が評価を受けている様子だ。クオリティの高い日本語訳を評価しているユーザー意見も見られる。一方、全体的にゲームの難易度が高く、失敗したら一からやり直しとなる点が不満として挙げられている。
本作Steamストアページによると、早期アクセス期間は1年ほどを予定しているという。現在の早期アクセス版は完成品に近い状態だといい、今後はユーザーからのフィードバックに基づきアップデートがおこなわれていくようだ。また大型アップデートも計画されておりゲーム内要素の追加や、もう一人の主人公「パンサーのボブ」のメインストーリーが実装される予定だ。
なお前述のフィードバックを受けてか、本作開発元のMetal Head Gamesは11月5日にアップデートを配信。本作のバグ修正やバランス調整がおこなわれた。また同時に本作Steam公式ニュースでは、次回アップデート時に「難易度選択モード」を新機能として追加すると発表された。より易しい難易度で本作を遊ぶことが可能となるようだ。
『Back to the Dawn ~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。発売記念として11月10日までセールが実施中であり、12%オフの2376円で購入可能だ。