オープンワールド・オンラインマルチARPG『Project Sigma』発表。剣と銃、そしてメックを駆使し、エイリアンの侵略に立ち向かう
デベロッパーのSigma Mechanicsは11月3日、オンラインマルチ・アクションRPG『Project Sigma』を発表した。対応プラットフォームおよび発売時期は未定。
『Project Sigma』は、オープンワールド世界を舞台にオンラインマルチプレイを楽しめる、三人称視点のアクションRPGだ。現時点では、上に掲載した開発中のプレイ映像が公開されているのみで情報は少ないものの、本作の世界は地球外生命体による侵攻を受けており、プレイヤーは人類側のエージェントとして戦う、という内容になるとのこと。映像では近未来的な大都市でのゲームプレイが紹介されており、ほかに自然広がる郊外のエリアも存在するようだ。
公開された映像では、2人のプレイヤーによるオンラインプレイが披露された。クエストベースのゲームプレイとなるようで、この場面では、片方のプレイヤーが請け負ったメインクエストを、もうひとりのプレイヤーが手助けしている。クエストの内容としては、浮遊母艦から避難民向け支援物資が投下されるため、当該エリアにいるエイリアンを掃討するというものとなる。
本作にてプレイヤーは、剣と銃をメイン武器とする。剣では素早い斬撃からコンボに繋げたり、回転斬りを繰り出したり、あるいは斬撃の衝撃波のようなものを飛ばしたりといった攻撃が確認できる。敵のエイリアンには、人型のものや獣のような姿のものなどが登場。剣で敵を斬り上げて浮かし、そこにもうひとりのプレイヤーが銃弾を撃ち込むような連携プレイがみられる。グラップリングフックのような装備もあるようだ。
また、メックに搭乗して戦えることも本作の特徴のひとつだ。メックは3Dプリントによって製造され、浮遊母艦に要請すると現場に投下される。いつでも呼び出せるわけではなく、時間か何かの条件を満たす必要があるようだ。メックもまた剣と銃を武器にもち、また強力なパンチやキックを繰り出したり、スラスターで高速移動したりといったことも可能。車などの障害物を取り除くには、メックのパワーが必要になる模様である。
一方でマップ内には、生身の人間でしか進入できないエリアが存在するようだ。映像では、メックが通行できないゲートを開けるため、もう片方のプレイヤーが壁走りを駆使して脇道を進み、ターミナルを操作するシーンがみられる。状況に応じてメックから降り、協力し合うことが求められるのだろう。
そしてクエストを攻略すると、浮遊母艦から脱出ポッドが投下。母艦に帰還するか、そのまま探索を続けるかを選べるようだ。浮遊母艦では、探索から持ち帰った戦利品によって、新たな装備品の購入やアップグレードをおこなえるとのこと。メックの兵装や見た目のカスタマイズも可能なようである。
本作の開発元Sigma Mechanicsは、中国・北京に拠点を置くデベロッパーだ。今年2月に設立されたばかりの5人チームとのことであるが、スタッフは10年以上の業界キャリアをもつという。これまでに携わった作品としては、昨年発売されたローグライトアクションゲーム『Loopmancer』や、「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」のMMO RPG『Ninja Turtles Online』などが挙げられている。本作『Project Sigma』はUnreal Engine 5にて開発されており、現在はまだ初期段階にあるとのことである。
『Project Sigma』の対応プラットフォームおよび発売時期は未定だ。