オープンワールドサバイバルMMO『The Day Before』12月8日にSteam早期アクセス配信開始。紆余曲折と再延期を経てついにリリースへ
パブリッシャーのMytona Fntasticは11月2日、FNTASTICが手がけるオープンワールドサバイバルMMO『The Day Before』の早期アクセス配信を、12月7日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、日本では時差の関係で12月8日配信となるようだ。またゲーム内は日本語表示に対応する模様。
『The Day Before』は、パンデミック後のアメリカ東海岸を舞台とするオープンワールドサバイバルMMOだ。本作の世界には、血肉に飢えた感染者が徘徊しており、生存者たちはウッドベリーと呼ばれる安全なコロニーを構築している。本作にてプレイヤーは、生存者に救出されコロニーの新たな住民となる場面からゲームを開始。プレイヤーキャラクターの作成・カスタマイズにおいては、性別や見た目のほか、性格や血液型なども設定できるようだ。
ウッドベリーの生存者たちはコミュニティの再建に取り組んでおり、さまざまな資材を必要としているという。そこでプレイヤーは外の世界に探索に出て、戦利品を持ち帰ることが基本的な目標となる。また、コミュニティからクエストを請け負うこともでき、それらを達成するとウッドベリーコインと呼ばれるゲーム内通貨を獲得。各種弾薬や武器、防具、食料、医薬品、あるいは移動手段となる車などの購入に使用できる。
またコロニーでは、スパでリラックスしたり、ジムでトレーニングしたり、あるいは保有アイテムを預けておいたりといったことも可能。MMOである本作においては、ほかのプレイヤーとの交流の場にもなるようだ。
本作のマップには、大都市から自然豊かな郊外までさまざまな環境が存在。探索においては、キャラクターの健康状態や空腹度、喉の渇きといったステータスに気を配りながらサバイバルする必要があるという。また、感染者だけでなく、対立するほかのプレイヤーの脅威にも備えなければならない。戦闘に関しては、多種多様な銃が武器として用意。武器は改造するこも可能とのこと。
このほか、自らの牧場を入手する要素も存在する。牧場は、家屋を購入することでいわゆるセーフハウスとして利用可能。また、建物を改装したり、家具や装飾品を自由に配置したりといったカスタマイズも楽しめる。そうした要素にもウッドベリーコインが必要になるのだろう。
本作の早期アクセス配信開始時には、ポストパンデミックのサバイバル体験に対する開発元のビジョンに基づき、求められるものはすべて実装された状態にあるとのこと。そしてプレイヤーからのフィードバックを得ながら、ゲームバランスやコアゲームプレイの改善、新たなアイテムや武器、装備、車両、家などのコンテンツの追加、およびバグ修正などをおこなっていくとのことだ。
ちなみに本作は2021年1月に発表され、当初は2022年6月発売予定とされたが延期を重ねることに。直近までは今年11月10日に発売される予定だったが、今回さらに約1か月延期されることとなった。また早期アクセス配信を実施することも、この度初めて明らかにされた。
この間には、本格的なゲームプレイ映像がなかなか公開されず、公開されても物足りない内容であるなどして、本作の開発状況に不審の目が向けられては、開発元が反論することもしばしば。さらに前回の発売延期発表の際には、本作のゲームタイトルである「The Day Before」の商標が他者に先行して取得されていたことが判明し、Steamストアページが削除される事態にも発展した(関連記事)。
今回の発表に際し販売元からは、上述の商標問題に関してはクリアになったことが報告された。『The Day Before』のままで発売されるとのこと。早期アクセス配信を実施することについては、開発元にとって初の大型タイトルになることから、予期せぬ問題が発生する可能性を考慮した結果とのことだ。ともあれ、ついに本作はローンチを迎えることができる見込みとなった。
『The Day Before』は、PC(Steam)向けに12月8日に早期アクセス配信予定だ。また、正式リリース時にはコンソール版も発売される計画となっている。