『ポケモン GO』の「ポケストップ」に指定された警察署、ユーザーに来場しないよう警告文を掲載
オーストラリアとニュージランドに限定して7月6日から配信が開始された『ポケモンGO』。『ポケモンGO』ではスマートフォンを通じて、GPS機能などを使い現実世界の場所にポケモンを捕まえに行くことができる。捕まえたポケモンはバトルや交換もできる仕様となっており、現実とゲーム世界を結ぶ意欲作として期待されている。捕まえられるポケモン場所によってさまざまであり、当該地域のユーザーはすでにポケモンを追い求めて多くの場所へ足を運んでいるという報告がなされている。
『ポケモンGO』の配信によって意外な場所が影響を受けているという。オーストラリアのNorthern Territory Emergency Servicesだ。同組織の管轄内のDarwin警察署が『ポケモンGO』でポケモンをゲットするために必要なポケボール(日本名:モンスターボール)が得られる特別な場所「ポケストップ」に指定されたのだという。公共の警察署が半ば“観光地”となってしまったことに同組織はいちはやく反応。Facebookに茶目っ気ある警告文を投稿している。
“旅立ち始めた新人トレーナーさんたち、Darwin警察署はポケストップとして注目されていますけど、ポケボールを得るために中に入るのはお願いだからやめてくださいね。あと、交差点を渡る時は顔を上げて携帯電話を触らなければ尚良いですね。サンドはすぐ逃げませんからね!どうか安全に彼らを捕まえて!”
ポケストップはゲームを進めていくためにも重要な場所であると公式サイトにも記載されており、混雑や人が集まることを想定しても不思議ではない。軽快なジョークを通じて、そういったユーザーに事前に警告をうまく出した今回の投稿には多くの支持が集まっている。こういったケースはおそらく他国でも発生することが予想され、国内でも意外な場所が観光地と化してしまう不安やドキドキが入り交じる。開発を担当するNianticのマーケティングマネージャー須賀健人氏は国内版の配信が「もうちょっとだけ先になる」と発言しており、もう少しだけ我慢が必要になるとのことだ。
Pokémon GOが一部の国向けに配信開始されましたが、日本向けはもうちょっとだけ先になります!もうちょっとだけお待ち下さい。
— Kento Suga(須賀健人) (@kentosuga) July 6, 2016