元ピエロが狂気に抗うサイコホラー『Vlad Circus: Descend Into Madness』10月17日配信開始へ。いわく付きサーカス団での凄惨な記憶を巡る物語
パブリッシャーBlowfish Studiosは9月27日、『Vlad Circus: Descend into Madness』(以下、Vlad Circus)を10月17日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。
『Vlad Circus』は、ドット絵を基調としたサイコホラー・アドベンチャーゲームだ。物語の舞台となるのは1920年代。そして本作の主軸となるのは、フリークショーを興行していた架空のサーカス団、Vlad Circus。主人公は、かつてそのサーカス団でピエロをしていた男性オリバー・ミルズだ。Vlad Circusは、1921年に100人以上の死傷者を出す火災事故に見舞われ、これを受けてサーカス団は解散することとなった。それから8年後、精神病院にいたオリバーは、トラウマのためか一部記憶を喪失してしまっていた。そんな彼の元に、突然サーカス団再結成の招待状が届く。オリバーは、古い友人たちとの再会を通し、失われた記憶を取り戻せる可能性に賭け、招待された屋敷へと赴くこととなる。
本作のゲームプレイは、見下ろし視点でのマップ探索で進行していく。招待されたヴィクトリアン様式の屋敷内には、多数の謎解き要素が存在し、探索可能なロケーションは50を超えるという。また、屋敷内やその近辺には、奇妙な姿をしたモンスターや狂犬なども徘徊しており、肉切り包丁や拳銃を用いて戦闘する要素もあるようだ。
このほか、プレイ中に役立つアイテムは50種類以上登場。ただしインベントリに携行できるアイテム数は限られている。謎解きに使用するアイテムや護身用アイテムを、状況に応じて持ち替えていくことが攻略のカギとなるのだろう。そして、主人公であるオリバーには、正気を保つためのストレスゲージが存在する。トレイラー内では、オリバーが見ていた幻覚を退けたと思しき場面も見うけられ、屋敷の探索をする上で重要なパラメータとなるのかもしれない。
本作を手がけるのは、アルゼンチン・ブエノスアイレスに拠点を置くデベロッパーIndiesruptionだ。同デベロッパーは、オカルトをテーマにしたポイント&クリック・アドベンチャー『Nine Witches: Family Disruption』を2020年12月にリリース。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにおいて、190件中91%の好評により「非常に好評」のステータスを獲得している。サイコホラーとなる本作『Vlad Circus』でも、スタジオの得意とするミステリアスなストーリー展開が期待できそうだ。
『Vlad Circus: Descend into Madness』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに、10月17日配信予定だ。