『ポケモン スカーレット・バイオレット』イイネイヌが“はたきおとす”と後ろに下がり続ける謎挙動が発見される。画面から消えていくイイネイヌ
任天堂は9月13日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、ポケモンSV)の大型DLC「ゼロの秘宝」の「前編・碧の仮面」を配信開始した。そんな中、「前編・碧の仮面」に登場する新ポケモンであるイイネイヌに関する妙な挙動を、X(旧Twitter)ユーザーでうごメモクリエイターのWFだのつ氏が報告している。
「ゼロの秘宝」は「前編・碧の仮面」と「後編・藍の円盤」から構成される、『ポケモンSV』の大型DLCだ。本編の舞台であったパルデア地方を飛び出し、「前編・碧の仮面」では林間学校がおこなわれるキタカミの里へ向かう。「前編・碧の仮面」にて冒険の舞台が変わったことで、新たなエリア・新たなキャラ・新たなポケモンなど、さまざまな新要素が加わっている。
「前編・碧の仮面」に登場する新たなポケモンであるイイネイヌは、キタカミの里の伝承で語り継がれるポケモンだ。「前編・碧の仮面」のストーリーに関わるポケモンで、キタカミの里に伝わる「ともっこ」と呼ばれる3体のポケモンの1体である。イイネイヌはどく・かくとうタイプをもち、こうげきとぼうぎょの伸びが高めのポケモン。さらに、ともっこ共通の特性「どくのくさり」をもっている。
このたび、そんなイイネイヌの妙な挙動が発見された。イイネイヌにあくタイプのわざである「はたきおとす」を使わせることで、立ち位置が後ろに下がっていくというものである。
WFだのつ氏がXに投稿した映像では、イイネイヌがはたきおとすを使うたびに約1体分後退している。弊誌でWFだのつ氏に話を聞いたところ、初期状態から6回はたきおとすを使用したところでデフォルトのカメラからイイネイヌがフレームアウトしたという。そして、さらに使用し続けることでイイネイヌの立ち位置はトレーナーよりも後ろへ。最終的にはトレーナーのずっと後ろにたつイイネイヌの姿が、投稿されたスクリーンショットに収められている。どちらがトレーナーなのかわからない構図である。ちなみに、WFだのつ氏は、最終的に30回イイネイヌにはたきおとすを使用させたそうだ。
本稿を執筆するにあたって、筆者も自身の環境でイイネイヌにはたきおとすを使わせてみた。WFだのつ氏が対人戦の環境で検証をおこなっていたので、筆者は野生のポケモンに対して検証。キタカミの里に生息するミミズズに対して、イイネイヌにはたきおとすを使用させた。すると、WFだのつ氏の検証動画同様に、イイネイヌは約1体分後退。そして、使うほどイイネイヌが後退していく姿が確認できた。
バトル開始の初期位置(画像上)と8回使用した際のイイネイヌの位置
ちなみに、筆者がイイネイヌ以外のはたきおとすを覚えることができる何体かのポケモンで確認したところ、後退する挙動は確認できなかった。“イイネイヌがはたきおとすを使用した後に一歩下がる動き”が、この現象の原因と考えられそうだ。もしイイネイヌのようにはたきおとすを使用した後に後退するポケモンがいるのならば、同様の挙動が見られるかもしれない。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、Nintendo Switch向けに発売中。
※The English version of this article is available here.