地下探索サバイバル『Return from Core』正式発表。文明崩壊後の地下世界で、地上を目指して採掘生活

パブリッシャー2P Gamesは9月15日、サバイバルサンドボックス・アドベンチャーゲーム『Return from Core(リターン・フロム・コア)』を発表。同時にKickstarterキャンペーンを開始した。

パブリッシャー2P Gamesは9月15日、サバイバルサンドボックス・アドベンチャーゲーム『Return from Core(リターン・フロム・コア)』を発表。同時にKickstarterキャンペーンを開始した。同作は2023年内に早期アクセスとして配信開始予定と見られる。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示にも対応予定。


『Return from Core』は見下ろし視点のサバイバルサンドボックス・アドベンチャーゲームだ。ゲームの舞台となるのは、大災害により文明が滅んだ後の地下世界。主人公となるのは、地下世界で生まれ育ち、地上に出るという夢を持った16歳の少年Will。Willとなったプレイヤーは、失踪してしまった兄の行方を探しながら、地下に広がる世界を探索していく。地下世界には、人類の残した設計図やさまざまな鉱産資源が眠っている。その一方、危険な地下生物たちも生息している。プレイヤーは行く手を阻む地下生物を退けながら資源を収集、拠点の拡張を進めつつ、兄の消息と地上到達を追い求めるサバイバルに身を投じていく。


本作には、資源を求めて地下世界の探索を進めるアドベンチャー要素と、集めた資源を用いて拠点の増改築を進めるサンドボックス要素が存在する。地下世界の探索では、つるはしとランタンを携えて地下生物(モンスター)との戦闘をこなしながら、さまざまな資源を採掘していく。メイン武器となるつるはしは、攻撃に使用するほかフィールド内の壁を破壊することも可能。これにより、地形に存在する資源を掘り出したり、新たな進行ルートを生成したりと自由度の高い探索が可能となっている。また、探索の過程では「モンスターガール」と呼ばれる友好的な特殊生命体と遭遇することもある。彼女らは、人類にはない特殊な能力をそなえており、コミュニケーションにより親交を深めていくことで、なんらかの恩恵が得られるという。

また、地下世界を生き延びる上では自給自足の生活も必要となる。資源を投じて増改築可能な拠点には、壁や床、ベッドや作業台といった家具を自由にクラフト/配置することが可能。また、菜園を設けて食物を栽培。収穫した野菜で料理を作成といった要素も登場するようだ。こうした拠点拡張と並行して、地表へ辿り着く手段として残された「ウルトラドリル」なる機械を復旧させるためのパーツ製造も進めていく。施設を拡張していくことで、集めた鉱物の鋳造・パーツの製造といった工程を自動化することも可能となっている。


本作は2023年内に早期アクセスとして配信開始を見込んでおり、期間については1年以内が示唆されている。早期アクセス配信開始時点では、地下4層からなる大規模なマップなどが実装予定、Kickstarterキャンペーンページの記述によれば、現状の開発進捗度は予定されている最終コンテンツの50~70%とのこと。また、早期アクセス期間中には、新たなマップやモンスター、資源や拡張設備といった追加要素が実装予定だ。販売価格については、「早期アクセス配信版が、正式リリース版の価格を上回ることはない」とやや特殊な表現がされており、値段は据え置きもしくは値上げとなると見られる。

本作を手がけるのは、インディーデベロッパーTanxun Studio(探鲟工作室)だ。開発メンバー5名からなる同スタジオにとって、本作は初のリリースタイトルとなる。今回の発表にあわせて、開始されたKickstarterキャンペーンでは、ストレッチゴールの達成状況に応じて、追加のゲームコンテンツ開発やボイス収録、Nintendo Switch版リリースが予定されている。詳細については本作Kickstarterキャンペーンページを参照されたい。

『Return from Core(リターン・フロム・コア)』はPC(Steam)向けに、2023年内に早期アクセス配信予定。Steamのストアページにてデモ版が公開中だ。なお、本デモ版での日本語対応は一部となっているため留意されたい。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

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