Steam放置型アクアリウム鑑賞ゲーム『Chillquarium』高評価スタート。仮想のアクアリウムで色彩豊かな魚たちを飼育収集、無料デモあり

Ben Reberは9月7日、アクアリウムを題材とした放置型ゲーム『Chillquarium』を配信開始した。Steamユーザーレビューにおいて「非常に好評」のステータスを獲得している。

個人デベロッパーBen Reberは9月7日、アクアリウムを題材とした放置型ゲーム『Chillquarium』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamユーザーレビューにおいて「非常に好評」のステータスを獲得している。


『Chillquarium』はアクアリウムを題材とした放置型ゲームだ。プレイヤーはアクアリウムを眺めながらさまざまな魚たちを育成していく。タイトルに含まれる「Chill」の通り、ゲーム内ではリラックスした雰囲気/BGMが流れている。ゲームプレイにおいては、資金を運用しながら魚を育成、アクアリウムの設備を拡張しつつ、全100種類の魚たちをコレクションしていくことが目標となる。登場する魚にはコモンやレアといったレアリティが設定されているほか、それぞれに色違い/希少種が存在する。購入時には、5匹セットの稚魚が毎回ランダムで手に入るため、毎回トレーディングカードゲームのパックを開封するときのような楽しみかたもできるだろう。


本作においてプレイヤーは、主に魚の購入・育成・売却のサイクルを繰り返し、自身のアクアリウムを拡張していく。ゲーム開始初期は、小振りな淡水魚のみが飼育/購入となっているものの、資金を貯めていくことで川魚や熱帯魚、海水魚など購入できる種類が増えていく。稚魚として購入してきた魚たちは、時間経過とともに成長していく。成長過程は具体的に経験値としても表示され、一定値に達した時点で成魚へと進化する。この成長は、プレイヤー自らの手で餌やりをおこなうことでも促進可能。おだやかに成長を眺めてもよし、コレクションの充実を急いで餌やりに没頭してもよし、遊び方はプレイヤーの自由だ。

育成した魚は、成魚となった時点で図鑑へ登録される。図鑑登録後の成魚は、稚魚として仕入れた時よりも高値での売却が可能となるほか、時間経過とともに資金を生み出してくれる収入源ともなる。また、水槽内の魚には個別に名前を付けることも可能。レア度の高い魚や見た目で気に入った魚には名前を付けてあげ、売らずに飼育してあげるのもよいだろう。


そんな本作はSteamストア上のレビューで270件中94%の好評を獲得し、本稿執筆時点で「非常に好評」のステータスを記録している。本作の落ち着いた雰囲気のほか、主役である魚たちのグラフィックや種類の多さが評価されている。

本作を手がけるのは個人デベロッパーのBen Reber氏。本作は同氏にとっての初の作品となるようだ。同氏のXアカウントでは、本作の開発過程で16か月以上魚を描き続けているとの投稿もなされており、同氏が本作および魚に注いだ熱意がうかがえる。

『Chillquarium』はPC(Steam)向けに配信中、リリース記念セールにて9月14日まで20%オフの560円で購入可能だ。また、Steamストア上で無料デモ版も配信されている。気になった人は一度そちらを遊んでみるのもいいだろう。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

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