アクワイアのダンジョン探索アクション『Ancient Weapon Holly』発表。人間を恨む少女型兵器、落とし穴を掘って敵を“埋め潰す”
アクワイアは8月31日、ダンジョン探索アクションゲーム『Ancient Weapon Holly』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5で、2024年配信予定。
『Ancient Weapon Holly』は、ローグライク要素のあるダンジョン探索アクションゲームだ。主人公は、人型兵器のホリー。彼女は遥か昔、人がまだ高度な文明を発展させていた頃に勃発した世界を巻き込む戦争のなかで、少女の姿をした自律型兵器として生み出された。ただ、人はそのあまりの力を恐れ、地中奥深くに封印。そして数万年の時を経て、深く暗い魔法遺跡の底で眠りから覚めた彼女は、人間への抑えきれない恨みの感情を抱え、復讐のため地上を目指すこととなる。
本作にてプレイヤーは、ブロックで構成された薄暗いダンジョンを探索し、現れるさまざまな敵と戦う。ホリーは、腕を伸ばして振るう近接攻撃や、エネルギー弾のようなものを放つ遠距離攻撃などをもち、一瞬の迷いが命取りとなる緊迫したバトルが展開されるという。ただ、再生したばかりの彼女の兵器機能は低下しているとのことで、武器で敵を倒しきることはできない、あるいは容易ではない模様である。
ホリーは武器を使う以外に、ダンジョン内の地面や壁のブロックを破壊することができる。それで地面に穴を掘り、敵を誘い込んで落とし、“埋め潰す”ことで敵を倒すことが可能だ。バトルにおいては迫ってくる敵の動きを見極め、落とし穴を作る。そうした先を読む戦略が必要になるとのこと。そして見事穴に落ちた敵を埋め潰す、その一瞬の爽快感が本作の最大の魅力になっているそうだ。
敵を倒すと強化アイテムを入手でき、ホリーを進化させたり、祭壇の機能を解放したりするために使用できる。スキルツリー形式にて、たとえばホリーの新たな攻撃手段をアンロックしたり、攻撃力、攻撃速度などの強化をおこなえるようだ。プレイヤーの戦略次第で多種多様な強化が可能とのこと。
本作を手がけるアクワイアは、古くは『天誅』や『侍道』シリーズなどで知られ、ほかにも『AKIBA’S TRIP』や『剣と魔法と学園モノ。』、『OCTOPATH TRAVELER』シリーズなどを手がけているデベロッパーだ。最近同社は自主販売による小規模作品の展開に乗り出しており、『Ancient Weapon Holly』のほかにも『XALADIA: Rise of the Space Pirates X2』も開発中。この2作品は、9月21日から開催される東京ゲームショウ2023への出展が予定されている。
『Ancient Weapon Holly』は、PC(Steam)/PS5向けに2024年配信予定だ。