盗賊ステルス戦略ゲーム『Spirited Thief』9月20日配信へ。精霊となりステージをこっそり偵察、計画を練ってから盗みを実行する
パブリッシャーのIshtar Gamesは8月16日、Koi Snowman Gamesが手がけるステルス戦略ゲーム『Spirited Thief』を、9月19日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、日本では時差の関係で9月20日配信となるようだ。
『Spirited Thief』は、ターン制のステルス戦略ゲームだ。主人公である魔法使いの盗賊Elajは、とある出来事により魔法の力が弱まってしまい、またツキにも見放され、相棒の精霊Trinと共に盗賊ギルドから追い出されてしまう危機にあった。そこでふたりはギルドに認めてもらうため、厳重に警備された宝物庫や、謎に満ちた納骨堂などへの盗みを計画する。
各ステージにおいては、まず偵察をおこない計画を練ってから、実際に盗みに入ることとなる。偵察パートではTrinを操作し、ステージ内を探索。メイン目標およびそれ以外の宝の位置、警備にあたる敵の特性やその巡回ルート、扉の解錠に必要な鍵の種類およびその鍵の在り処など、攻略に役立つあらゆる情報を集めるのだ。Trinは精霊であるため、施錠された扉でもすり抜けていける。ただし、敵には見つかってしまうため注意が必要だ。移動ルートの確認における良い予習となるだろう。
偵察パートにてメイン目標などを確認したら、Elajにバトンタッチしていよいよ盗みの実行だ。プレイヤーおよび敵の行動はターン制にて進行し、敵の視界に入らない場所を移動しながらステージを探索する。敵には、常に警戒し一定ルートを巡回している者や、ステージの警戒度が上がるまで寝ている者などさまざまな種類が存在。敵によっては扉の鍵やお金などを所持している者もおり、視界の外から近づいてかすめ取ることができる。
そうして鍵を入手したり仕掛けを操作したりなどしてステージの奥へと進み、目標の宝を手に入れるのだ。メイン目標を達成した後は、脱出地点にたどり着けばステージクリアとなるが、さらなる宝を求めて探索を続けるのも自由である。
ElajやTrinにはアビリティが用意され、ステージで手に入れたお金で新たなものを購入可能。たとえばElajは、敵をスタンさせる棍棒が初期アビリティとなっており、次ターンまで敵に見つからなくなる透明化ポーションや、3タイル先までの敵を殺害できる投げナイフなどを追加購入できる。ちなみに、ほかの敵に死体を発見されると警戒度が上昇する。一方のTrinには、隣室を移動する敵の足跡を可視化したり、敵を酔っ払わせたりなど、Elajの助けになるアビリティがある。
盗賊ギルドにはElajとTrinの味方になってくれるキャラクターもおり、上述したアビリティを売ってくれるショップ店主はそのひとり。また、盗みに同行するキャラクターも登場し、その場合はElajとそのキャラクターを交互に操作してステージを探索する。ステージによっては、ふたりの連携を活かしたパズル要素も用意される。また、同行キャラクターも固有のアビリティを使用・購入可能だ。
『Spirited Thief』は、PC(Steam)向けに9月20日に国内配信予定だ。