ファミコン風メカニカルキーボード「Retro Mechanical Keyboard」海外周辺機器メーカーが発表。巨大な外部A/Bボタン同梱
ゲーム周辺機器メーカーの8BitDoは8月1日、PC/Android用キーボード「Retro Mechanical Keyboard」を発表した。海外では9月20日発売予定で、価格は99.99ドル(約1万4000円)。
8BitDoは、ゲームコントローラー製品を中心に展開し近年存在感を高めている周辺機器メーカーで、「Retro Mechanical Keyboard」は同社として初のキーボード製品となる。「Fami Edition」と「N Edition」の2色展開となり、それぞれファミコンとNES(海外版ファミコン)をイメージしたカラーリングが採用。「Fami Edition」の方にはキートップにカナ表記が追加されており、日本のファミコンを強く意識していることがうかがえるが、どちらのモデルもUS配列のキーボードとなる。
本製品は87キーのメカニカルキーボードで、テンキーはなし。外形寸法は376.6 x 169.6 x 46.8mm、重量は1050gとなる。キースイッチには、Kailh製のクリック感のあるタクタイルスイッチBox Switch V2 Whiteが採用。キーキャップはPBT素材で、文字が消えにくい昇華印刷にて刻印されている。また、Nキーロールオーバーに対応する。
接続方式は、USBでの有線接続に加え、Bluetoothおよび2.4GHzでの無線接続にも対応。2.4GHz無線接続用には、USBレシーバーが同梱される。また、2000mAhのバッテリーが内蔵され、無線接続時には4時間の充電で200時間使用可能とのことだ。
US配列が採用される本製品であるが、右側のCtrlキーとAltキーの間には、ファミコンのボタンを意識したであろう独自のAキーとBキーが配置される。これらのキーには、任意のキーをマッピング可能だ。また専用のPCアプリ「8BitDo Ultimate Software V2」を利用すれば、キーマッピングやマクロなどをより細かく設定できる。
このほか、本製品には「Dual Super Buttons」と名付けられた、有線接続の外部スイッチが同梱される。巨大なAボタンとBボタンが搭載されており、こちらも任意のキーをマッピングしたり、アプリにてマクロを設定したりできる。個別販売(19.99ドル・約2800円)もおこなわれ、本製品には最大4台まで接続可能とのこと。
「Retro Mechanical Keyboard」は、海外では9月20日に発売予定。8BitDo公式ストアおよびAmazonで販売され、公式ストアでは現在予約受付中。「Dual Super Buttons」の個別販売に関しては、公式ストア限定となる。日本への発送にも対応しているようだ。なお、公開された製品画像では、底面に技適マークらしきものが確認でき、日本での無線接続使用も考慮されている可能性がありそうだ。