時代は逆行するがゲームは進化を遂げる『Battlefield 1』。マルチは天気が変化し霧が発生、巨大兵器はマップを支配

Electornic Artsは、E3 2016に合わせて実施した独自イベント「EA Play」のプレスカンファレンスにて、『Battlefield 1』のゲームプレイ映像を公開した。

Electornic Artsは、E3 2016に合わせて実施した独自イベント「EA Play」のプレスカンファレンスにて、『Battlefield 1』のゲームプレイ映像を公開した。『Battlefield 1』は今年5月に正式発表されたばかりのシリーズ最新作で、第一次世界大戦を舞台にしていることで大きな注目を浴びている作品だ。初となるゲームプレイフッテージは、『Battlefield』の強みである壮大な戦いを描いている。

今回の映像の解禁と共に、『Battlefield 1』のマルチプレイヤーでは動的な天候変化が搭載されることも明らかにされた。海外メディアPolygonのインタビューを受けたDICEのAleksandar Grondal氏によれば、同作では霧が発生して辺りが見えないといったこともあるそうだ。霧のなかではなにも見えないが音は聞こえるため、銃声や悲鳴だけが戦場にこだまするという。マルチプレイヤーモードにおける動的な天候変化は技術的にかなり難しいことが想像できるところで、どのような表現となるのかは興味深い。

車両や戦闘機に関してGrondal氏は、今作では「じゃんけん」のような対立関係を各兵器に用意しているとコメント。またプレイヤーは、兵器を配置する時にどの兵器を配置するか決めることができるという。たとえば爆撃機が暴れまわっていたら、カウンターで戦闘機を出すといったことが選択できるわけだ。過去作のように、特定の兵器に群がって奪い合いになる、ということは本作では見ることがないだろう。(なお航空機に関しては、「小型機」と「偵察機」、複座式で機銃席が存在する「戦闘機」、さらに3人が乗ることができる爆撃機が存在すると明らかにされている)。

過去のトレイラーにも登場したプレイアブルな巨大兵器群は「ベヒモス」と呼ばれており、飛行船はこれに該当する。ゲームプレイトレイラーでは、飛行船が落下する様子が描かれていたが、その下敷きになるとプレイヤーは圧死してしまうのだという。はマップを支配する強大な存在であり、劣勢側のチームを助ける。

『Battlefield 1』はPC/PS4/Xbox One向けに10月21日リリース予定。今年後半にはマルチプレイヤーのベータテストが実施予定となっている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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