基本プレイ無料オンラインアクションRPG『Wayfinder』8月16日に配信へ。『Warframe』運営元新作、まずは有料でアーリーアクセス展開

Digital ExtremesおよびAirship Syndicateは7月21日、サンディエゴで開催されたComic-Con(コミコン)において、オンラインアクションRPG『Wayfinder』のアーリーアクセスを日本時間8月16日より開始すると発表した。先駆者パック所有者がプレイできるアーリーアクセスは「先駆者シーズン」という位置づけの特別な2シーズン(6か月)となる。

Digital ExtremesおよびAirship Syndicateは7月21日、サンディエゴで開催されたComic-Con(コミコン)において、オンラインアクションRPG『Wayfinder』のアーリーアクセスを日本時間8月16日より開始すると発表した。本作は正式リリース時には基本プレイ無料配信予定で、日本語字幕に対応予定。今回のアーリーアクセス対応プラットフォームはPCおよびPlayStationとなっている。またアーリーアクセス発表を記念して、本作のキャラクター「ウェィファインダー」たちが登場するアニメーショントレーラーも公開されている。

『Wayfinder』は砕け散った世界エヴェノールを舞台としたオンラインアクションRPGだ。プレイヤーはこの世界の混沌に再び秩序をもたらすべく力を解放したウェイファインダーと呼ばれる存在となり冒険へと繰り出していく。

グルーム・ダガーと呼ばれる混沌を制御するデバイスを用いることで、プレイヤーは各自が好みのモンスター・ボス・素材を求めて効率的な冒険が可能となっている。プレイヤーが所有しているウェイファインダー(キャラクター)は挑戦するミッションにあわせて自由に変更可能。高難易度ミッションに挑む際のパーティ編成においても非常に自由なマルチプレイが可能となっている。

今回の発表では、アーリーアクセス開始日程、新登場ウェイファインダー「ヴェノメス」のビジュアルのほか、本作の特徴的な報酬獲得システム「リワードタワー」に関する詳細、同期間中のみ購入可能となる「先駆者パック」など多くの情報があきらかとなった。また、アーリーアクセスは4種存在する先駆者パックいずれかの購入が参加条件となるようだ。各プラットフォ―ムから1980円の基本パックのほか、入門者パック・覚醒パック・高貴パックが購入可能。これらが今回のアーリーアクセス向けのシーズンパス的役割といえるだろう。

正式リリース時は基本プレイ無料で配信予定の本作だが、先駆者パック所有者がプレイできるアーリーアクセスは「先駆者シーズン」という位置づけの特別な2シーズン(6か月)となる。この期間内は上位グレードの先駆者パックへのアップグレードも随時可能で、購入グレードに応じてさまざまな先駆者限定アイテムが入手可能となるようだ。

ちなみに、4種の中でも最上位グレードとされる高貴パックには各登場キャラクターの先駆者限定スキンが含まれ、これらのスキンについては開発者より以後再販を一切おこなわないことが明言されている。後述の「リワードタワー」においても報酬即時解禁を含めあらゆる面で最大限のボーナスが得られるため、本作をやりこむ予定のプレイヤーには一考の余地があるだろう。

「リワードタワー」とは、バトルパス方式をベースにした新しい報酬獲得システムとされている。『WAYFINDER』は3か月を周期にシーズンが切り替わっていき、リワードタワーもシーズンを節目に更新されていくようだ。そのUIにはボードゲーム風のマス目がならび、マス目上にさまざまな報酬が配置されている。

リワードタワーの報酬には武器やコスメティックアイテムなどさまざまなアイテムが存在し、そのなかでも目玉となるのはシーズン中に4つ揃えることで新キャラクターを解放可能となるキャラクター素材アイテムだろう。つまりリワードタワーはシーズンごとに追加される新キャラクター(先駆者シーズン1ではヴェノメス)解禁方法そのものとなっているわけだ。

また、一度シーズン中に有料リワードタワー以上へのアクセス権(先駆者パック)を得たユーザーは、シーズン終了後も当該シーズンのリワードタワーへのアクセス可能となる。したがってシーズン最終日に購入しておけば後でいつでも進められる画期的なバトルパスといえるだろう。各「先駆者パック」の特典内容の詳細は公式サイトを参照されたい。

一方、『WAYFINDER』は『Warframe』を運営するDigital Extremes協力のもと、「Free-to-Fair(無料でも公平に)」をモットーとするマネタイゼーションを採用していることが以前より明かされている。正式リリース後に「無料リワードタワー」進めるユーザーにもキャラクター素材がか必ず一つ手にはいり、残り3つはゲーム内アクティビティを通して獲得可能。


つまり無課金ユーザーであってもキャラクター入手の機会が平等に与えられている仕様であり、この点には「Free-to-Fair」の運営姿勢が強くうかがえる(なお無料リワードタワーへのアクセス権は当該シーズンの期間中限定、という制約は存在する)。アーリアクセス開始以降も、本作の動向に注目したい。

『Wayfinder』は、基本プレイ料金無料で、2023年秋にサービス開始予定だ。対応プラットフォームは、PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

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