ホバーバイク・レースバトル『Airframe』発表。『Rain World』開発者によるスピード乱痴気バトル
パブリッシャーAkupara Gamesは7月20日、『Airframe Ultra』発表した。デベロッパーは2017年に『Rain World』を手がけたVIDEOCULT。本作は戦闘要素を前面に押し出したレースバトルゲームだ。
『Airframe Ultra』は近未来を思わせる荒廃した都市圏を舞台にしたレースバトルゲームだ。プレイヤーはホバーバイクにまたがり暴力行為無制限の過激なレースに参加することとなる。なお本作はマルチプレイにも対応するようである。
レースで使用されるサーキットは舗装された道路に限らず多種多様。運行中の線路の逆走、コンビナート廃墟のパイプの上、コンテナターミナルの隙間など、見るからに危険なステージも登場するようだ。勝ち残りに欠かせない凶器についてもカタナ・火炎瓶・メタルチェーン・倒した道路標識まで、あらゆる武器の持ち込みが許されているようだ。
こうしたレースの舞台設定もさることながら、採用されているアートスタイルもレトロなポリゴン・テクスチャと非常に特徴的だ。その一方でゲームプレイにおいては現代的な物理演算が使用されており、他のライダー/ステージとの衝突時の挙動は非常に滑らかなものとなっている。公開されたトレイラー装備している凶器を路面に突き立てれば、その場で強烈な小回りの利くドリフト(?)アクションも見受けられる。
本作を手がけるVIDEOCULTはJoar Jakobsson氏とJames Primate氏の二人により共同設立されたインディースタジオだ。過去作としては、高難易度アクションアドベンチャー『Rain World』をリリース、Steamのユーザーレビュー15163件のうち93%の高評価を得て「非常に好評」のステータスを獲得している。
今回の発表にともなう声明において共同設立者兼開発者のJames氏は、本作が破壊行為とカーアクションを特徴とする歴代の著名タイトル『Twisted Metal』『Vigilante 8』『Carmageddon』などから強いインスパイアを受けていることを明らかにしている。また同氏は、それらのタイトルをプレイした時に感じた興奮や熱狂を、自らの手で現代に蘇らせるべく『Airframe Ultra』を開発していると本作への意気込みを語っている。
『Airframe Ultra』はPC(Steam)向けに発売予定だ。