とあるスマホゲーム、「サービス終了条件の見える化」を実施。サービス継続の指標として「サーバー代カウンター」と「何かのカウンター」を実装へ
ビジュアルアーツは7月15日、iOS/Android向けゲーム『偽りのアリス』の新規コンテンツの更新を停止すると発表した。なおサービス自体は、ある条件付きではあるものの、引き続き継続しておこなわれていくとのこと。
『偽りのアリス』は、童話をモチーフにしたスマートフォンゲームだ。童話に登場する少女たちが生まれる過程で誕生した失敗作たちが、本物になるため、プレイヤーである先生と共に戦う物語を描く。ゲームシステムはいわゆる放置ゲームで、バトルは完全オートで進行。プレイヤーは少女たちのパーティを編成し、オートバトルでさまざまなクエストを攻略していくのだ。
このたび、『偽りのアリス』の運営チームは、7月31日のメンテナンスをもって、新規コンテンツの更新を停止することを発表した。しかし、サービスは継続されるということで、同日のメンテナンスでは“サーバー代カウンター”と“何かのカウンター”を実装予定だという。今後の運営がいつまで続くのかについては、このサーバー代カウンターと何かのカウンターの数値次第になるそうだ。何かのカウンターがサーバー代カウンターを下回らない限り、サービスを継続する予定であるという。
なお、この何かのカウンターが一体何を指すのか、運営チームは詳細を明らかにしていないものの、何かのカウンターはガチャなどの売上ではないか、という見方をしているユーザーが多いようだ。
SNSでは、今回の運営チームが発表したカウンター次第でゲームの進退が決まるという仕組みの発表に対して、多くの反響が寄せられている。通常であれば突然サービスの終了が発表されることが多い中、サーバー代カウンターと何かのカウンターによって、サービスが継続できるのかどうかを、ユーザー側で把握できることが斬新だという意見など、好意的な声が多いようだ。また、サービス終了の条件が可視化されるという新たな試みが用いられたことで、サービスがどれくらい継続できるか把握できる点が好評なのかもしれない。ユーザーに運命を委ねられた『偽りのアリス』が、この先どれくらい続いていくのか、気になるところだ。
『偽りのアリス』は、iOS/Android向けに配信中。今後、過去に開催したイベントやガチャが定期的に復刻開催される予定だという。