約20年前にお蔵入りとなったGBA向けアクションゲームの開発が再開。『シャンティ』シリーズ“幻の2作目”がGBA向けに来年発売へ

WayForwardは7月13日、『Shantae Advance: Risky Revolution』を発表した。対応プラットフォームはゲームボーイアドバンス。アクションゲーム『シャンティ』シリーズの“幻の作品”を復活させる新作だ。

デベロッパーのWayForwardは7月13日、アクションゲーム『Shantae Advance: Risky Revolution』を発表した。対応プラットフォームは、なんとゲームボーイアドバンス(以下、GBA)。互換カートリッジに収録したパッケージ版として、2024年前半に発売予定。


『Shantae Advance: Risky Revolution』は、アクションゲーム『Shantae(シャンティ)』シリーズの“幻の作品”を復活させる新作だ。開発元WayForwardは、ゲームボーイカラー向けに2002年に発売されたシリーズ1作目『Shantae』を完成させたのち、GBA向けの続編開発に取り組んでいたが、2004年に開発中止にした。1作目は高い評価を得たものの、売り上げ面では振るわなかったため販売パートナーを得られなかったことが理由だという。また、カートリッジ容量などにより制作に妥協が求められたことも、お蔵入りにした理由のひとつとして説明されている。

その未完成・未発売だった作品が、今回開発再開されることとなった。新たに制作し直してGBA向けに“デメイク”するのではなく、開発途中のコードを用い、当時の開発環境にて完成させることを目指すという。開発チームも、同シリーズのディレクターMatt Bozon氏をはじめとした当時の面々が再結集しているとのこと。



本作は、人間の父と精霊ジーニーを母にもつハーフジーニーの少女シャンティを主人公とするアクションゲーム。シャンティのライバルである女海賊リスキィ・ブーツが、島の地下にある謎の装置を使って大陸の構造を組み替え混乱をもたらそうと企んでおり、シャンティはその阻止を目指して冒険する。

本作にてプレイヤーは、シャンティの長い髪を使った攻撃や、ベリーダンスを踊って動物に変身する能力といった、シリーズおなじみのアクションを駆使して、複数のチャプターで構成されるステージを進んでいく。変身できる動物は6種類用意されるとのこと。また、ボロやロッティ・トップスなどのシャンティの仲間たちも、本作にて登場するようだ。

このほか、本作はGBAの専用通信ケーブルに対応し、それを使った4人対戦モードも収録される。いわゆる1カートリッジプレイに対応するため、ひとりのプレイヤーが本作を所有していれば、ほかのプレイヤーは所有していなくても参加可能だ。


『Shantae Advance: Risky Revolution』は、ゲームボーイアドバンス向けに2024年前半に発売予定。アメリカのパブリッシャーLimited Run Gamesを通じて販売される。なお、現時点ではGBA以外への移植については未定である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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