“入手困難”だったホラーアクション『Betrayer』が突然の無料配信開始、GOGにて。Steamから消えていた異常失踪調査ゲーム

PCゲーム販売プラットフォームGOG.comにて7月11日、ホラーアクションアドベンチャーゲーム『Betrayer』が配信開始された。価格は無料。

PCゲーム販売プラットフォームGOG.comにて7月11日、ホラーアクションアドベンチャーゲーム『Betrayer』が配信開始された。価格は無料。実は本作は、2013年にSteamにてリリースされるも2021年に配信終了しており、今回GOG.com独占配信というかたちで突如復活した。

『Betrayer』は、1604年のイギリス領バージニア植民地を舞台にした一人称視点のホラーアクションアドベンチャーゲームだ。当時実際にあったとされる、謎多き入植者の集団失踪事件をモチーフにした作品である。イギリスからやってきた主人公はこの植民地を訪れるも、入植者も現地部族民もおらず、代わりに幽霊と謎だけが存在していた。そこでプレイヤーは、この土地で何が起こったのかを調査することとなる。

本作にてプレイヤーは、広大でオープンな環境のマップでの探索を通じて手がかりを求め、また脅威となる敵と戦う。武器には、マスケット銃や弓、クロスボウ、トマホークなど、17世紀初期のものが用意される。敵に対しては正面から挑むことはもちろん、敵の視界から身を隠したり、風を利用して足音を消したりといったステルスプレイも可能だ。

音は本作において重要な要素のひとつで、注意深く耳を傾けることで手がかりの発見に繋がることも。また鐘を鳴らすと、プレイヤーは暗闇に包まれた不気味な異世界に迷い込む。なお敵にやられてしまった場合は、獲得したアイテムなどをその場にドロップし、拠点から再開することとなる。


本作を手がけたBlackpowder Gamesは、『F.E.A.R.』や『The Operative: No One Lives Forever』『Shogo: Mobile Armor Division』といった作品に携わった、Monolith Productionsの元スタッフらによって設立されたスタジオだ。『Betrayer』は2013年にSteamにて早期アクセス配信が開始され、2014年に正式リリース。ただ、先述したように2021年に配信終了し購入不可となった。

Steamでの配信終了の理由は定かではないが、Blackpowder Gamesは2015年以降は活動している様子がみられず、公式サイトもアクセス不可に。こうした状況から同スタジオが閉鎖されたため、配信終了となったのではとささやかれている。そして今回、GOG.comにて本作が突如配信開始された。Blackpowder Gamesの動向は依然として明らかでないが、権利者が本作の復活に動いたということのようだ。

『Betrayer』は、PC(GOG.com)にて無料配信中。無料配布の期間などは告知されていないため、無料タイトルとして配信されているようだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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