手描き世界を旅するゲーム『OU』8月31日配信へ。記憶を失くした少年が“ふせん”を使いながら不思議な世界を歩む

ジー・モードは7月7日、『OU』を8月31日に配信すると発表した。本作は不思議な世界ウクロニアを舞台にするアドベンチャーゲームだ。

ジー・モードは7月7日、ピクチャレスク・アドベンチャーゲーム『OU』を8月31日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、価格は2400円(税込)。ニンテンドーeショップでは予約受付が開始されており、10月1日までは15%オフの2040円で購入可能だ。

*昨年12月公開のトレイラー

『OU』は、不思議な世界ウクロニアを舞台にするアドベンチャーゲームだ。『セパスチャンネル』や『ちゅら島暮らし』を手がけた幸田御魚氏が企画・シナリオ・デザインを担当し、『アンリアルライフ』などで知られるroom6が開発を担当。児童文学の中に迷いこんだような手書きの世界とギターをはじめとした暖かな生演奏が特徴で、手作り感にこだわって制作されているという。

本作の主人公は少年OU。干上がった河原で記憶を失くした状態で目覚めた彼は、尻尾に火をつけたオポッサムのサリーに誘われ、自身の物語を追う旅に出ることとなる。どこか遠い日々に見た、おぼろげな景色のような世界ウクロニアでは、OUを追うサウダージゴーストや、彼と瓜二つのジェミニ、悲劇に誘う泣き女など、さまざまな存在と出会うことに。そして、選んだ行動によって物語とその結末が変化していくとのこと。



ゲーム内では、唯一使うことのできる道具としてふせん(付箋)が登場し、気になる場所に貼って目印にしたり、関連する情報を得たりできるという。また、OUはふせんを投げることもでき、高い場所などに隠された何かを発見できることも。特殊な力が備わったふせんも存在し、本作ではこうしたふせんを使って物語を進めていくこととなる。

本作については、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデ作品のように現実との接点を持ち、アドベンチャーゲームの形をした“何か”であり、ゲームに対する一つの挑戦でもあると説明されている。また、懐かしい児童書の挿絵のような柔らかなペンで描かれた世界も大きな特徴だろう。


『OU』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに8月31日配信予定だ。なお本作は、7月14〜16日に京都で開催されるインディーゲームイベント「BitSummit Let’s Go!!」に出展予定。ジー・モードブースにて、本作のリリース直前バージョンを試遊できるとのこと。同社ブース情報やイベント概要については公式サイトを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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