“怪異をメスで解剖”ゲーム『青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署』正式お披露目。事件の真実を暴くため、“都市伝説”の肉体を切り開く
パブリッシャーのHYPER REALは7月3日、『青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署』を2024年に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。
『青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署』はホラーノベルアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となるのは、終末論や都市伝説が社会現象を起こしていた1999年の日本。そこでは、都市伝説が具現化した「怪異」が起こす凄惨な事件が多発していた。主人公はある出来事から謎の組織「青十字病院」に所属し、この事件に関わっていくことになる。
本作はノベル形式でゲームが進み、怪異が起こす事件の真相解明を目指していく。「怪異」には、口裂け女や人面犬などの都市伝説が登場。主人公は青十字病院に所属したことで、奇怪で特殊な捜査方法を用いることになるようだ。まずは怪異の遺体を“解剖”することで、事件の謎を解く手がかりを得ることができる。また、事件が起こる一週間前にタイムリープして捜査をすることにもなる。そしてできる限り多くの証拠を集めて事件の真実を暴き、怪異の魂を鎮めるのだ。
また本作にはおどろおどろしい、さまざまな怪異が登場する模様。トレイラーなどでは般若、てけてけ、紫の鏡、黄色い救急車の登場が示唆されている。怪異の力が主人公たちを襲う危険な場面もあるようだ。
本作を手がけるフロシキラボは、田平孝太郎氏による国内のインディーゲームスタジオだ。過去には、短編フリーノベル『Home coming』や、複数の霊の声を聞き分けるノベルADV『1f y0u’re a gh0st ca11 me here!』をリリース。2021年11月に配信された同作は、本稿執筆時点のSteamのユーザーレビューで72件中97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。ほかフロシキラボの作品としては、16世紀に作成された地図を題材としたシミュレーションゲーム『Carta Marina』や、架空言語を読み解いて儀式をおこなう『PrayerPlay』など、複数のタイトルが開発中となっている。
本作は、昨年にタイトルやコンセプト、Nintendo Switch向けに展開されるなどの情報が告知されていた。今回の発表によりゲームの詳細が明らかになり、対応プラットフォームとしてPC(Steam)展開が伝えられた。発売時期についても、2024年のリリースが明確化されたかたちだ。
『青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに2024年発売予定だ。