海洋探索&寿司屋経営ゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』Steamにて正式リリース。多数のコンテンツが追加されストーリーは完結、便利機能もさまざま実装
デベロッパーのMINTROCKETは6月28日、海洋探索ゲーム&寿司屋経営ゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』について、PC(Steam)にて正式リリースした。価格は2400円で、7月6日までは10%オフの2160円で購入可能。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『デイヴ・ザ・ダイバー』は、ブルーホールと呼ばれる海を舞台にした海洋探索ゲームと、その海の近くに存在する寿司屋での経営シミュレーションを組み合わせた作品だ。プレイヤーはダイバーのデイブとなり、昼間は海に潜って水中を探索。魚を獲ったり、アイテムを入手したり、あるいは凶暴な魚と戦ったりする。そして夜になると寿司店へと移動し、昼の漁で獲得した魚をもとにお店で出すメニューを決め、お客からの注文どおりに寿司を配膳するなど接客と経営をこなすこととなる。
本作は、2022年10月にSteamにて早期アクセス配信が開始され、その直後から非常に高い評価を獲得。現時点では、約1万2000件投稿されたユーザーレビューの97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスとなっている。これまでには、新たな海洋生物の追加や、撮影機能の改善などがおこなわれたほか、ビジュアルの改善やゲームバランスの調整、バグ修正なども実施。またストーリーに関しては最初の3章分が用意された。
そして今回の正式リリースに合わせたアップデートでは、ブルーホールの海に、新たな海洋生物や素材などが登場する新規のエリアが追加。氷系のエリアなどが導入される。複数の新たなボスも用意されている。またストーリーは全7章が完成し、これまでおおよそ12〜14時間程度のボリュームだったところ、少なくとも25時間は楽しめる内容になっているとのことだ。また海の村にショップやワークショップ、レストランなどがされ賑やかに。各施設は、ゲームの進行状況によって順次オープンしていく。
新たに追加された機能としては、まずフィッシュトラッカーが挙げられる。ダイビング中に専用のデバイスを通じて、寿司店や養殖場に存在する魚の数やランクなどの情報を確認できる機能だ。また、大型の海洋生物を狩った際には、その場で切り分けることなく、水中ドローンを呼び出して回収してもらうことが可能となった。
武器についても、近接・遠距離武器に新たなものが追加。アイスガンのほか、スコップや野球ボールといったユニークなものも登場。また、海中で武器を入手した際には、それまで持っていた武器は消えるのではなく、その場にドロップするかたちに変更。入手した武器が気に入らなければ、元の武器を拾って再装備できる。
Fishmonと呼ばれる、突然変異した海洋生物も追加されている。Fishmonは特別なリクエスト仕事を引き受けた際に現れるが、見つけることが難しい生物だという。さらに、特定の武器でしかダメージを与えられないなど、種類によって特性が存在するとのことだ。
このほか、ミニゲームや農業要素、シロイルカのタクシー、寿司店でのイベントの追加、ゲームバランスの各種調整も実施されている。詳しくはパッチノートを確認してほしい。またこの正式リリースが終わりではなく、今後も改善点や要望を聞きながらそれらをゲームに盛り込んでいくとのことだ。
『デイヴ・ザ・ダイバー』は、PC(Steam)向けに配信中だ。また2023年内には、Nintendo Switch版のリリースも計画されている。弊誌では、本作のプロデューサー兼ディレクターのファン・ジェホ氏へのインタビュー記事を掲載しているため、興味のある方はそちらもチェックしてほしい。