世紀末車両サバイバルローグライト『Badlands Crew』発表。イカれたヤツらと車を指揮するデンジャラスな旅路

Curve Gamesは6月27日、『Badlands Crew』を発表した。『Badlands Crew』は、世紀末世界を舞台としたシミュレーションゲーム。開発を手がけるのは、『Bomber Crew』などを制作してきたRunner Duckだ。

パブリッシャーCurve Gamesは6月27日、『Badlands Crew』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年に発売予定。ゲーム内は日本語に対応予定。開発を手がけるのは、『Bomber Crew』などを制作してきたRunner Duckだ。


『Badlands Crew』は、世紀末世界を舞台としたシミュレーションゲームだ。人類の多くが滅亡し、わずかな人だけが生き残った。そしてそうした人たちは今、無法者に襲われている。本作では、罪なき生存者の最後の前哨基地シタデルの指揮官として、無法地帯のバッドランズを駆け巡り、凶悪な略奪者を率いるオラターを倒すことを目指す。

Runner Duckはこれまで『Crew』シリーズを展開。同シリーズの特色としては、乗り物に乗り込み、その乗員に指示を出しながら戦う。船体の損傷状況やメンバーの状況を把握し、的確な命令を送る。船のマネジメントが立ちいかなければ、そこでおしまい。やり直しである。いわゆる『FTL: Faster Than Light』スタイルのシステムが特徴だ。

『Badlands Crew』ではそうしたシステムをベースに、世紀末と戦闘車を軸としてゲームが展開。車両には火炎放射器や狙撃タレット、ガトリング砲、監視塔、医療ステーション、車輪、サスペンション、燃料タンク、エンジン、排気装置といったさまざまなツールを搭載。また車両にあわせて、“寄せ集め”の兵士を適した場所に配置する。兵士の体力はすぐに減るし、死んでしまうと生き返ることはない。


戦闘中は、刻々と変わる状況を見ながら隊員に指示を出す。戦闘においては、相手車両のどこを狙うかも指定でき、戦闘シーンもダイナミックなカメラで描写されるようだ。また警戒すべきはオラターだけではない。砂嵐、火山噴火、巨大サンドワームなど、自然における脅威もまた警戒しなければならない。

バッドランドにはさまざまな勢力が存在。武装集団だけでも「ガンナッツ」、「パイロス」、「ヴァルチャーズ」、「クラウンズ」らがいる。プレイヤーのチームの戦闘結果に応じて、あるいはどのようなルートをとるかに応じて、勢力の影響力は変化。戦闘時・非戦闘時どちらの決断も、ゲームに大きな影響を及ぼしていくのだ。


Runner Duckは前述したように、これまで『Crew』シリーズを展開。戦闘機をテーマとし人気を獲得した『Bomber Crew』のほか、宇宙船をテーマとして『Space Crew』を展開。それらに続くのが『Badlands Crew』というわけだ。世紀末世界を舞台へと移したほか、ゲームプレイ面ではどのような変化が生まれているのか、気になるところである。

『Badlands Crew』はPC(Steam)向けに2024年発売予定。対応プラットフォームは現時点ではPCのみだが、『Crew』シリーズは過去2作品ともにテヨンジャパン(あるいは販売元Curve Games)より国内コンソール発売されてきたことから、新作もおいおい国内のコンソール機で遊べるようになりそうだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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