『Surgeon Simulator』にドナルド・トランプを手術する新モード登場、破天荒な“腹の内”がまる見えに
英国のデベロッパーBossa Studiosは3日、手術体験ゲーム『Surgeon Simulator 2013』の拡張ダウンロードコンテンツ「Anniversary Edition Content」に、ドナルド・トランプに心臓移植手術を施せるモード「Inside Donald Trump」を追加した。ご存知、数々の破天荒な発言で今や時の人となった、2016年アメリカ合衆国大統領共和党予備選挙の候補者、不動産王ドナルド・ジョン・トランプ氏の“腹の内”がまる見えになるゲームだ。
MAKE SURGERY GREAT AGAIN
「Anniversary Edition Content」は、『Surgeon Simulator 2013』の発売1周年を記念して、2014年8月にリリースされた有料ダウンロードコンテンツ。本編のコンテンツをアップグレードすることで、様々な新要素が追加される。ドナルド・トランプの心臓移植モードもその一つだ。プレイヤーは彼の執刀医となり、黄金の心臓か石ころの心臓のどちらかを移植する選択に迫られる。現在、6月10日までスペシャルプロモーションを実施中。通常価格298円のところ、8割引きの59円で購入できる。本編とのバンドル価格は256円。
また、公式サイトでは、これまでに移植された“心臓投票”の割合や、トランプ氏に費やされた手術費用をリアルタイムで更新している。記事執筆現在、6割の執刀医が彼に石の心臓を与えており、130億ドル以上が偉大なる手術に費やされている。なお、「Inside Donald Trump」には、新たな実績も9つ追加される。破天荒な心臓移植の果てに、全く新しい医療ミスが楽しめること間違いなしだろう。“手術を再び偉大なものにしよう”。
トランプ氏といえば昨年、『Sid Meier’s Civilization V』にドナルド・トランプを偉人として追加するModがSteam Workshopに登場したことも記憶に新しい。今年はじめには、時事ネタとして再びスポットライト浴びていた。「Donald Trump’s America」は、その名のとおり偉人ドナルド・トランプとなり、偉大な国アメリカを築いていく“愛国心”に満ちた作品だ。
不動産王の特徴は何といっても「Great Wall of America」。世界遺産「万里の長城」の代わりに建設できる。「歩兵」の代替固有ユニット「国境警備兵」(歩兵より弱いが自国内で戦闘ボーナスが付与される)が偉大な壁を守ってくれるだろう。特筆すべきは、彼の偉人特性である。最初の黄金時代が訪れるとゲーム終了まで終わらない。加えて、新たな都市を発見するごとに幸福度が4.5増加。ゲーム開始時には無料で労働者が1体ついてくる。しかし、これではあまりにも偉大過ぎるので、その代償として民衆の心は倍の速度で荒んでいく。人心など無視して全ての文明に無慈悲な物量戦を仕掛ければ、あっという間に世界征服が達成できそうだ。「アメリカを再び偉大な国にしよう」。