協力謎解きゲーム『How 2 Escape』8月31日発売へ。“画面を隔てた”2人の連携がカギになる、暴走列車からの脱出劇

Just For Gamesは6月20日、『How 2 Escape』を8月31日に発売することを発表した。本作は2人協力プレイ専用の謎解きゲームだ。PC/コンソール版とモバイル版でプレイヤーが分かれて遊ぶことになる。

パブリッシャーのJust For Gamesは6月20日、『How 2 Escape』を8月31日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。またiOS/Android向けに、コンパニオンアプリが無料配信予定だ。

『How 2 Escape』は2人協力プレイ専用の謎解きゲームだ。本作の操作キャラの一人であるEmyは目を覚ますと、猛スピードで走る列車の中に閉じ込められていることに気づく。いずれ大事故になりかねない危険な状況を回避するため、車両を進みブレーキをかけて、列車から脱出するのだ。また、Emyは電話を通して兄であるJohanの力を借りることができる。Johanは伝えられた状況から謎を解き、Emyを助け出すのだ。本作ではこの2人の登場人物を通して、スリリングなストーリーが展開されるようだ。

本作ではPC/コンソール版のプレイヤーと、iOS/Android版(以下、モバイル版)のプレイヤーに分かれる非対称型のゲームプレイが採用されている。PC/コンソール版のプレイヤーは、列車に閉じ込められたキャラとして周囲を探索。一方モバイル版のプレイヤーは、専用の無料コンパニオンアプリを操作してさまざまな情報を入手することで、PC/コンソール版プレイヤーを列車からの脱出へと導く。つまり、2人は別々の画面で本作を攻略していくことになる。


本作には7つの車両が存在し、車両ごとに3つ程度の謎解きが用意されているようだ。各車両には制限時間が設定されており、時間が尽きてしまうとゲームオーバーになる。また、時間が経過するほどキャラの視界が悪くなる要素も存在している。落ち着いてパズルを解く時間はなさそうだ。謎解きの攻略には観察力や論理思考力などが求められるが、もっとも重要となるのはコミュニケーションだという。複雑な情報を相手に伝わりやすいようにまとめて、正確に伝えることが各プレイヤーには求められるだろう。

なお本作には、ゲーム内の制限時間を無効にするモードが搭載される予定。カジュアルに協力謎解きを楽しむこともできるようだ。また、無料のコンパニオンアプリはPC向けにもリリースされる予定とのこと。なおゲーム本編のボリュームはクリアまで約7時間~9時間となる見込みだそうだ。


また現在Steamでは本作のデモ版が配信中だ。デモ版ではチュートリアルと最初の謎解きをプレイすることができる。モバイル版のプレイヤーは、すでにiOS/Android向けに配信されているデモ用のコンパニオンアプリを使ってプレイ可能だ。なおデモ用のコンパニオンアプリは、本作の発売日にそのまま完全版へとアップデートされるとのこと。

本作を手がけるのはフランスに拠点を置くBreakFirst Games。これまで海外コンソール向けにファミリー向けゲームを展開してきたスタジオだ。今回の『How 2 Escape』は同スタジオにとって初のSteam向け作品となるようだ。非対称型2人プレイ用謎解きゲームには先発作品もあるなかで、本作は暴走列車を舞台とするスピード感なども特徴となりそうだ。一方で制限時間を無効にするモードも用意されるそうなので、幅広いプレイヤーが楽しめる作品となるだろう。

『How 2 Escape』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに8月31日発売予定だ。また現在デモ版が配信されており、iOS/Android向けにコンパニオンアプリが無料配信中だ。

Yusuke Fujii
Yusuke Fujii

JRPGのストーリーと音楽が大好き。PvPは見る専。

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