冒険活劇フェンシングアクション『En Garde!』発表。蹴りも大砲もなんでも使う、シビれる正義の剣戟バトル

デベロッパーのFireplace Gamesは6月11日、イベント「Future Games Show Summer Showcase 2023」にて、『En Garde!』を発表した。

デベロッパーのFireplace Gamesは6月11日、イベント「Future Games Show Summer Showcase 2023」にて、『En Garde!』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年8月に配信予定。

『En Garde!』は架空の17世紀ヨーロッパの町を舞台とする、三人称視点のアクションゲーム。プレイヤーは剣士・Adalia de Voladorとなり、町を脅かす巨悪に立ち向かう。プレイヤーは市場や地下牢などさまざまなステージを冒険し、Adaliaの物語を紐解いていく。

古典的な冒険活劇を想起させる快活な雰囲気が本作の魅力のひとつだ。主人公は華麗な身ごなしで攻撃をいなしつつ、ユーモラスな洒落で笑いを誘う。攻撃を受け流すパリィと突き刺すレイピア捌きだけでなく、敵を皮肉る言葉の刃も見どころのひとつだろう。


本作では、剣戟を交えるだけが戦いではない。千変万化な戦いの場では、自分を取り巻く環境を上手く利用することが肝要。一対多数の戦いを制するため、臨機応変な戦闘スタイルが求められるのだ。フィールドに散りばめられたオブジェクトを駆使すれば、戦いを有利に進めることができる。シャンデリアを敵の頭上に落として攻撃したり、大砲に火をつけて敵を一掃したりと、多彩なアクションが楽しめるだろう。そんな型破りな戦闘スタイルも、本作の売りのひとつだ。

本作はストーリーモードのほかにも、ランダム生成されたステージに挑戦できるアリーナモードが用意されているとのこと。独特な戦闘スタイルを活かした、飽きがこないゲーム体験が楽しめそうだ。ちなみに本作は6月19日から26日にかけて開催される「Steam Nextフェス」に参加する予定で、無料デモ版がすでにストアページからダウンロード可能だ。


本作を手がけるFireplace Gamesは、フランス・モンペリエを拠点とするインディースタジオだ。同スタジオは、学生プロジェクトとして制作された本作の前身である同名作『En Garde!』が2018年に無料でリリースされ、一定の評価を得たことを機に発足された。創設者のひとりであるAdrien Poncet氏によると、今回発表された『En Garde!』は当時のプロジェクトを元に、一から作り直した作品だという。5年の時を経て、新しくなった『En Garde!』のフルリリースにぜひ期待したい。

『En Garde!』は2023年8月、PC(Steam)向けに配信予定。無料デモ版は現在(記事執筆時点)配信中だ。

Chen Lichun
Chen Lichun

インディーゲームとローグライクが好き。本とゲームを積むのが得意。

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