高評価歴史ミステリーRPG『Pentiment』日本語表示に対応。プレイヤーごとのやり方で中世殺人事件の謎を暴く

Obsidian Entertainmentは5月26日、歴史ミステリーRPG『Pentiment』向けに最新アップデートを配信、日本語表示に対応した。PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。

Obsidian Entertainmentは5月26日、歴史ミステリーRPG『Pentiment』向けに最新アップデートを配信。これにより本作は日本語表示に対応した。本作はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。

『Pentiment』は、16世紀のヨーロッパを舞台にした歴史ミステリーRPGだ。主人公は、宗教と政治の大きな変革の岐路にある時代を生きる、職業画家のアンドレアス・マーラー。バイエルンのアルプス山脈にある小さな町タッシングを訪れた彼は、ある殺人事件に遭遇し、やがて陰謀の渦中に身を置くこととなる。

タッシングにはさまざまな職業・年代の人たちが暮らしており、アンドレアスは彼らと交流。会話やミニゲームを通じて、あるいはアンドレアスの能力を駆使して、町や近くの修道院に潜む謎を調査する。ただし時間が限られているため、プレイヤーは調査対象を上手く取捨選択する必要がある。そうして得た情報を元に、殺人事件の背後にいると思われる人物を推理。どのような結論を導き出すのかはプレイヤー次第であり、判断のひとつひとつが後世に影響を及ぼす可能性がある。

開発元Obsidian Entertainmentは、『Fallout: New Vegas』や『The Outer Worlds(アウター・ワールド)』『Pillars of Eternity』シリーズなど、RPG開発に定評のあるマイクロソフト傘下スタジオだ。本作は昨年11月にリリースされ、ミステリー作品としてのシナリオの巧妙さや、開発元が得意とするどんどん分岐していく物語などが、メディア・ユーザー双方から高い評価を獲得。Steamのユーザーレビューでは、現時点で95%が好評とする「圧倒的に好評」を得ている。


そして今回配信されたアップデートにより、本作はついに日本語表示に対応した。本作は会話ベースで進行し、難解な言い回しも登場するため、これでかなりプレイしやすくなったといえるだろう。このほか、韓国語・簡体字中国語・ロシア語も追加。PC版向けには、ユーザーによる独自ローカライズを可能にする調整も実施されている。また、さらなるキャラクターの家が存在する新エリアの追加や、バグ修正などもおこなわれた。詳しくはパッチノートを確認してほしい。

『Pentiment』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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