リブート『セインツロウ』最大規模のアプデ配信開始。新地区として砂漠の広大オアシス登場、戦闘ダイナミック化など遊びやすさも向上
Deep SilverとVolitionは5月9日、オープンワールドアクションゲーム『セインツロウ』向けの大型アップデートおよびDLC第1弾「The Heist & The Hazardous」を配信したと発表した。
本作は、オープンワールドアクションゲーム『SAINTS ROW(セインツロウ)』シリーズのリブートとなる作品だ。アメリカ南西部に位置する架空の大都市サント・イレソを舞台に、プレイヤーは犯罪組織セインツのボスとして、街の支配権を争い自らの帝国を築くことを目指す。多彩なミッションが用意され、ルール無用のやりたい放題なアクションや、自由度の高いカスタマイズ要素などが特徴。オンライン2人協力プレイにも対応する。
今回配信された無料大型アップデートは、本作としてこれまでで最大規模の内容になるとのこと。まず、新たな地区として「サンシャイン・スプリングス」が追加された。パームスプリングスをモデルにしたという同地区は、ロジャス砂漠に存在する広大なオアシスであり、映画スターなどサント・イレソのエリートたちが利用するリゾート地でもある。ここでは新たな脅威が待ち受けているほか、フォトハントなどのアクティビティ、そして追加ストーリーも用意されている。
新機能としては、セルフィー(自撮り)モードが実装された。また、12種類の新エモートとエモート選択ホイールも追加。エモート選択ホイールは、8種類までのエモートを登録し素早く発動できる機能だ。さらに、車両運転時のカメラには新たなアングルが追加。「カメラが遠い」というプレイヤーの意見を受けた措置とのこと。
戦闘についてもプレイヤーからのフィードバックがあり、そのプレイ感やゲームフロー、バランスの改善が実施。エイムやしゃがみなどの動作の改善、および敵の体力やかわし動作の調整により、戦闘がよりダイナミックに感じられ、またフェアなバトルが展開されるようになっているそうだ。重火器やテイクダウンのリアクションアニメーションの改善や、低いレベルのスキルの有用性の改善もおこなわれている。
さらに、敵が増援を呼ぶタイミングも調整された。開発元いわく、これまでは「短縮ダイヤルで即座に呼び出す」ような格好だったが、アップデート後は「スマホを起動し、パスワードを入力し、電話番号を入力して呼び出す」ような速度感になっているそうだ。このほかにも複数の調整やバグ修正が実施されており、詳細はパッチノートを確認してほしい。
DLC第1弾「The Heist & The Hazardous」は、上に紹介した大型アップデートにて追加されたサンシャイン・スプリングスを舞台に、1〜2人用の3つの新ストーリーミッションが収録。また、ペイン&ゲインと呼ばれる新しい武器や、MDI-815Aヘリコプター、カイジュースのウィングスーツイベント、報酬、コスメティックなども追加される。
なお本作に向けては、合わせて3つのDLCがこの夏に配信予定。第2弾となる「Doc Ketchum’s Murder Circus」は7月に、第3弾は過去最大規模の内容となり8月にリリース予定とのことだ。各DLCは個別販売されるほか、エキスパンション・パスにも収録される。
『セインツロウ』は、PC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。