『ホグワーツ・レガシー』最新アプデで「蜘蛛怖い人」向け機能追加。一番出てくるアイツが「ハリー・ポッター」らしく変更
WB Gamesは5月5日、『ホグワーツ・レガシー』最新アップデートを配信開始した。ビルドバージョンは1140773となる。同アップデートでは、PS4/Xbox One版発売にあわせて、「蜘蛛怖い人向け」モードが追加されている。
『ホグワーツ・レガシー』は人気小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたゲームだ。開発を担当したのは、WB Games傘下スタジオAvalanche Software。プレイヤーは5年生として、ホグワーツ魔法魔術学校に入学。授業や探索に励みつつ、世界をめぐる大きなしがらみに巻き込まれていく。ゲームとしてはオープンワールドとなっている。学校および学校周辺のエリアを冒険し、誰かの悩みを解決したりしながら、戦いなどを介して成長するのだ。
PS5/Xbox Series X|S/PC向けに配信された今回のアップデートでは、全体的なゲームプレイの改善や不具合が実施されている。目玉となるのは、蜘蛛対策機能追加だ。アラクノフォビアと呼ばれる蜘蛛恐怖症ユーザー向けに、オプション設定が追加された。この設定をオンにすれば、ゲーム中に登場する蜘蛛が、似た形状のややかわいらしい生き物になる。
変化するのは見た目だけでなく、鳴き声やエフェクト演出も変更。またフィールド上の蜘蛛の死体も差し替えられている。一方で、挙動は変化なくコリジョンなども有効。またフィールドガイドにおける蜘蛛の画像は変更されておらず、ところどころ蜘蛛要素はほんのり残っているようなので、その点は注意が必要かもしれない。
『ホグワーツ・レガシー』における蜘蛛は、最頻出敵である。屋内屋外問わず、ありとあらゆる場所に出てくる。そういう意味では、もっとも見る敵のひとつ。一方で蜘蛛が苦手な人にはかなりしんどい部分もあっただろう。今回のアップデートでは、蜘蛛恐怖症者向けのサポートがはいったかたち。
差し替えられた蜘蛛のデザインもまた、称賛を受けている。というのも、差し替え後の蜘蛛のデザインにも元ネタあり。「ハリー・ポッター」劇中の一幕からだ。主要登場人物のひとりであるロンは蜘蛛が苦手。そしてロンが授業中に、蜘蛛(を模したボガート)を相手に呪文リディクラスを唱えることで、蜘蛛が滑稽な姿に変化し、ロンが蜘蛛に打ち勝つというシーンがあった。そしてその“滑稽になった蜘蛛”の最大の特徴は、脚にローラースケートがついていること。脚が多い上にローラースケートを履いているので、滑ってしまうという演出である。
蜘蛛恐怖症設定オンの時の蜘蛛は、脚にローラースケートをつけている。ロンが怖くない蜘蛛ならば、プレイヤーにとっても怖くないかもしれない。いずれにせよ、単に蜘蛛のデザインを差し替えるだけでなく、差し替え後の姿にも意味をもたせるあたりは、さすがAvalanche Softwareといったところだ。
そのほか今回のアップデートでは、多岐にわたるバグが修正されている。詳細については、全文英語にはなるが、パッチノートを確認してほしい。
『ホグワーツ・レガシー』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。また5月5日からはPS4/Xbox One向けに発売中だ。