Steamストアページの「動画ばかりでスクショはどこ」問題が改善。多数のトレイラーが存在しても、見たい・見せたいコンテンツを見つけやすく

Valveは5月3日、Steamストアページの予告編(スクリーンショット欄のトレイラー動画)表示をアップデートしたと、同ストアで販売するゲーム開発者向けに発表した。

Valveは5月3日、Steamストアページの予告編(スクリーンショット欄のトレイラー動画)表示をアップデートしたと、同ストアで販売するゲーム開発者向けに発表した。予告編とスクリーンショットの順序を決定する新しいロジック、および各予告編をプレイヤーに表示するためのカテゴリーを指定する機能を導入したとのこと。

Steamにてストアページを開くと、そのゲームの予告編すなわちトレイラーや、スクリーンショットが並ぶスペースがまず目に入るだろう。今回のアップデートでは、その掲載された予告編動画やスクリーンショットのサムネイルの表示順に、ひとつの規定が設けられた。それは、サムネイルの列にあるスクリーンショットの左側に表示できる予告編の数は、最大2つまで。そして3つ目以降の予告編は、スクリーンショットの後(右側)に表示されるというものだ。

開発者は、ゲームの予告編をいくつでもアップロード可能。従来は、作品によっては多数の予告編が最初に表示され、その後にスクリーンショットが並ぶかたちとなっていたが、今回最初に表示される予告編は2つまでに制限された。これは、潜在的な新規顧客にとってもっとも有益な情報を含む予告編を優先して表示させることが目的とのこと。また、サムネイル上でスクリーンショットを探して延々右にスクロールしていく手間も緩和される。

また掲載する各予告編には、カテゴリーの設定とタイトルの指定をおこなえるようになった。カテゴリーは、プリセットされたリストから選択でき、ゲームプレイ中心なのか、シネマティックなのか、ティザーなのか、それともそれらを組み合わせたものなのかを指定するかたちとなり、ストアページ上ではタイトルと共に表示される。これによってユーザーは、視聴する予告編のコンテンツを簡単に把握できる。


たとえば上に掲載した『Cassette Beasts』の最初の予告編では、「ゲームプレイ」カテゴリーに指定され、日本向けローンチトレイラーであることを示すタイトルが付けられていることが確認できる。また、同作のモンスター融合システムを解説するゲームプレイ映像は、スクリーンショットの後に並べられている。開発者が選択可能な予告編のカテゴリーは以下のとおりだ。

・一般/シネマティック
・ティーザー
・ゲームプレイ
・インタビュー/開発者のストーリー

なお開発者は予告編の順序について、Steamworksの「ストアページの編集」セクションにある「予告編」タブで指定可能。また、プレイヤーに最初に表示される2つの動画は、各動画に設定する言語や国設定によって変えることもできるそうだ。また、今回のアップデートによる必要な作業はないが、最初の2つの予告編がゲームのもっとも良い部分を見せているかどうかは確認してほしいとのこと。アップデートの詳細は公式ブログを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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